
プログラミングを独学で学びたいのだけど...
必要なものは何?
学ぶためにどんなスキルや知識を持っていないとダメなの?
プログラミングを独学するためには、これから解説する3つのものがあれば、すぐにでもプログラミングを始めることができます。
割と軽いノリで始められるプログラミングですが、途中で挫折していく方も多く見てきました。
この記事では、プログラミングに携わり20年の僕が、プログラミングを始めるために必要なもの2つを解説し、独学するために特別なスキルや知識は不要ということを解説します。
さらに挫折せずに、プログラミング学習を継続して独学していくための心構えについても解説していきます。
1.プログラミングを独学するのに必要なもの3つ
プログラミングを独学するのに必要なものは、以下の3つだけです。
- パソコン
- インターネット環境
- エディタ
では、順番にその用途と選ぶポイントなどについて解説します。
1.パソコン
プログラミングをするのに、絶対的に必要なものです。
主な用途は以下の通り
- 学習サイトを使う。
- 実際にコードを書いたり、実行する。
- 開発ソフトを使ったり...
その他、たくさんの用途があります。
とにかくパソコンがないとプログラミングができないですから、必ず準備しておきましょうね。
どんなパソコンが良いの?
「Windows」や「Mac」お好きな方を選んでも構いません。
しかし選ぶには、以下ポイントを押さえておいてください。
- ゲーム製作
- WEB製作
- アプリ製作
やりたいこと、目的は何かを決めておくことです。
Macでプログラミングするなら必要となるもの
例えば、iPhone(ios)アプリ製作には「Xcode」と呼ばれる開発環境が必要です。
なので、「Xcode」が使えるMacがおすすめです。

WindowsでもiPhone(ios)アプリ開発は可能です。
しかし、初心者にとってはその環境構築に手間がかかってしまうのであまりおすすめできません。
必要スペックは?
また、使用するパソコンのスペックも確認しておきたいです。
なぜなら、ゲーム開発など多くメモリを消費するものの場合、あまりにも低いメモリだと動作がカクカクして作業がすすみません。
ですので、確認しておきたいスペックについて、初心者向けに簡単に解説します。
メモリ
たくさんのソフトウェアなどを同時に使う場合、メモリが大きいものを選ぶと快適に作業を行うことができます。
CPU
パソコンの頭脳となる部分です。
CPUの性能を表す数値で「GHz」というものがあります。
これは、1秒間あたりどれくらいの処理を行うかという指標のことです。
これが大きければ、そのパソコンの性能が良いと言うことです。
ストレージ
ひと昔前まではHDDが使われていましたが、現在ではSSDが主流です。
SSDはパソコンの起動も早く、データの読み書きが早いのが特徴。
また、ノートにするかデスクトップにするかはお好みで良いです。
例えば、学習スタイルが自宅や外出(学校やカフェなど)でもやりたい!というのであれば持ち運びに便利なノートをオススメします。

ちなみに僕は、WindowsノートPCを購入し、主にWEB製作で7年間使用しています。
他にもMac book air(PHPやPythonが既にインストールされていて、かつiosアプリ製作のため)。
この2機は、今でも元気にお仕事で使っています。
その(Windows、Macとも)スペックは以下の通りです。
- メモリ4GB
- SSD(128GB)
- デュアルコアIntel Core i5(1.4GHz)
Windowsの価格(当時)は、家電量販店にて4万円程です(新品)。
Macは10万円(新品)!
WEB製作は、あまり高価なパソコンでなくとも、上記のようなスペックでも十分プログラミングはできますよ。
パソコンを選ぶにあたり、目的にあったパソコンとそのスペックを確認することは非常に重要なことです。
パソコンは大変高価なものでもありますから、購入したけれども後悔することは避けたいところ。
もし、パソコンを既にお持ちの場合には、まずそのスペックがあなたの目的に合ったものなのか調べてみてくださいね。
それが使えれば、すぐにでもプログラミングができますから!
2.インターネット環境
パソコンと同様に必須です。
その用途は以下の通り。
- ソースファイル(コードを記述したファイル)をサーバーにアップロード(ダウンロード)する。
- WEB上のプログラミング学習サイトなどを使う。
- つまずいたところの原因や疑問を調べたり...
インターネット回線には以下2種類があります。
- ご家庭で固定回線(フレッツ光、ソフトバンク光やauひかりなど)
- 持ち運びに便利なモバイル回線(UQ WiMAXやY!mobileなど)
自宅学習がメインとなる場合は固定回線。
外出時がメインとなる場合はモバイル回線を使いましょう。
どちらも月額料金は5千円ほどです。
3.エディタ
エディタは、プログラムを編集するのに使います。
Wordなどのofficeツールは会議資料など事務用として作られたもの。
それに対し「エディタ」はプログラムの編集に特化しています。
言語ごとの文法に合わせて色分け表示してくれたり、適切な文字コードを選ぶことができるのです。
「エディタ」は種類が豊富にありますが、僕が使ったことのあるエディタを紹介しておきます。
✅ Windows向けエディタ
- sakuraエディタ(無料)
- 秀丸(有料)
- Atom(無料)
✅ Mac向けエディタ
- mi(無料)
- CotEditor(無料)
- Atom(無料)
- coda2(有料)
以上、プログラミング学習に必要なものを解説しました。
プログラミング学習を始める人に、
- 「学ぶのに英語は知っておくべき?」
- 「やっぱり理系じゃないとついていけないの?」
- 「どんなスキルや知識を持っておいた方が良いの?」
こういった疑問を持つ方がいましたが、不要です。
次節でその理由を述べます。
2.プログラミングを独学するのに特別なスキル・知識は不要という理由
プログラミングを独学するために特別なスキル・知識は不要。
もちろん、情報処理系の試験を目指しても良いですが「プログラミングを学ぶ」といったことに関しては不要です。
プログラミングは、習うより慣れろが鉄則 !
実際に手を動かして作業するのがプログラミング習得への近道です。
僕が新入社員のころ...
入社した会社では、最初は研修ということで分厚いマニュアル本を渡され読んでいました。
関数や配列、クラス、オブジェクトといった用語とかよくわからず正直、うんざりでした。
どういう場面でどうやって使うのかイメージできず、学習するのが苦痛で、挫折しそうにもなります。
しかし、自分で購入したサンプル付き書籍でのプログラミング学習は、知識・スキルを得るのにとても効果的でした。
- まず、本に書いてある通り環境構築
- サンプルに従ってコーディング
- 動かしてみる
- なぜ動くのか書籍の解説をみる(→知識となる)
なぜなら、文法や関数用途などは、実際にコーディングし動かしてみてはじめて知識として習得できるものです。
またそのサンプルに「こうしたらどうなるんだろ?」と手を加えていくことで、新たな知識を得ることもできます。
時には、エラーやコンパイルエラー、思ったように動かないといった想定外の出来事もたくさんあります。
むしろ想定外の事が多く、それに対処していく能力の方が大切なのです。
しかしその能力は、経験値として少しづつ養われていくものです。
なので、これからプログラミングを独学で学習するからと、事前準備などとあまり硬く身構える必要はありません。
プログラミングに対し粘り強くチャレンジし、素直に何でも吸収しようという気持ちが必要です。
やりたいこと、学びたい言語が決まっている方は「書籍」を選ぼう!
もし、やりたいこと、学びたい言語が決まっている!
そういった方であれば、プログラミングを学ぶ入門書籍を1つだけ持っておくことをオススメします。
書店に行ってみて、以下3つ当てはまるものを検討してみてください。
- あなたにとって見やすい、分かりやすいもの(カラーや見栄えなど見ていて飽きないもの)
- 環境構築が掲載されているもの。
- WEB基礎知識が記載されているもの
- あなたが、これだったらできそう!と思ったサンプルコードが掲載されたもの(その解説も載っていると尚可)
特に、一番最後にサンプルコードが載ったものは、プログラミングを学ぶのに大変効果的です。
そのまま書き写しても良いです。
実行してみて「なぜこのようなコードで結果がこうなるのか?」などを検証してみてください。
そこで得た知識があなたのプログラミングスキルや基本となりますので、大きな成長をすることができるのです。
SNSやブログサービス、ECサイトなどのWEBサービスを作りたい!
そんな初心者の方には、僕も最初に使ったおすすめ!PHPの入門書をぜひオススメします。
環境構築から、各種文法、DB操作、そしてサンプルコード(解説あり)付きですから、一通りのWEBサービスを1人で製作できますよ!
成長した実感を得ることができる1冊でした。
PHPプログラミングの教科書 /SBクリエイティブ/西沢直木
そして「誰もがあきらめずにすむPHP超入門 [ 西沢 夢路 ]」です。
WEBの基礎知識も学べるし、実際にプログラミングしながら身につけていくからやっていて楽しいんです!
以下は「いきなりはじめるPHP ワクワク・ドキドキの入門教室 [ 谷藤賢一 ]」です。
初心者がつまずいたり迷ったりするポイントを詳しく解説しています。
また、実際にプログラミングしながら身につけていく楽しみも味わえますよ。
いきなりはじめるPHP ワクワク・ドキドキの入門教室 [ 谷藤賢一 ]
プログラミングに携わって約20年となる僕が、これからプログラミングを独学しようとするあなたに言っておきたいことがあります。
それを、次節で解説しますね。
3.挫折せず、継続してプログラミングを学習するには、楽しんでプログラミングをすること!
これから、プログラミングを独学で学習するのであれば、楽しんで✨学習をして欲しいです!
そうすることで、これからもずっとプログラミングに携わっていくことができます。
独学による挫折原因、その回避方法を解説していますのでぜひ一読を!
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プログラミングの独学で挫折する理由は「学ぼう」とするから|解決策あり
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まとめ
プログラミングを独学するのに必要なものを紹介していきました。
最低限必要なものは以下3つ!
- パソコン:MacかWindowsかはやりたいことができるかまず確認し、スペックも確認すること
- インターネット環境:固定・モバイルの2種類からあなたの用途に合ったものを選択
- エディタ:プログラム編集ソフト
その他の知識・スキルは不要ですが、簡単に学べそうな入門書籍1冊を持っておきましょう。
そのサンプル通りに実際手を動かし作ってみて「動いた!」という感動を得ることが、プログラミングを学ぶ上では非常に大切です。
それが今後のあなたのモチベーションにもなります。
それは、10年、20年以上などやっているエンジニアも同じようなことなのです。