客先常駐(SES)で引き抜きの声がかかったけどどうすればいい?
行くべき?断るべき?
本記事を書いている僕は、過去SESやSierに所属し、現在はWeb系フリーランスとして活動中。
実は僕は客先常駐(SES)で仕事をしている時に、引き抜きの件でやからしました。
引き抜きの声があったことを仲間に相談したんです。
すると、それが自社の上司の耳に届き、僕の方へ事実確認をしたあと先方に連絡。
先方が「お前言ったんかぁー!ゴラァ💢」と詰められました。
とはいえ、うまくやればやりがいある仕事ができたり、給与・待遇なども良くなります。
ですから決して悪い話ではなく、むしろエンジニアであるあなたにとってチャンスとなる話なんです。
本記事では、客先常駐(SES)で引き抜きがあった場合、後悔したりトラブらないようどのような行動をとっていけばいいのか解説していきます。
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1.客先常駐(SES)の引き抜きでトラブルにならないための行動
- 引き抜きがあった話はあなたと相手方との間だけにとどめる
- 即日退職など一般の退職でNGとされることはダメ
人には言わないことと、無理な退職はやめておけばOKです。
1.引き抜きがあった話はあなたと相手方との間だけにとどめる
漏れてしまうと、会社間の問題になってしまい喧嘩になってしまいます。
なぜなら時間やコストも掛けて育てた自社社員を、勝手に引き抜こうとする行為なんて誰だって許せるわけないですよね。
僕の場合は、自社の仲間に引き抜きの相談をしました(これが失敗でしたね)。
すると、引き抜きの話が自社の上層部に知れ渡ったんです。
それから僕が呼ばれその事実を告白し、上層部が相手方に連絡し今回のような引き抜きはしないでくれとお灸を添えたようです。
それから僕のところへ相手方から連絡が来て「せっかく良い話だと思って声をかけたのにそれを台無しにしやがってー!💢」と叱られました。
まぁ僕からすると、年収や仕事内容など今の会社よりも魅力であれば、文句なしに退職しその会社へ行ったと思います。
そこまで魅力がないので「良い話」だとは思わなかったですけどね。
揉めてしまうと、今後の仕事も一緒にしづらくなる可能性だってありますよ。
2.即日退職など一般の退職でNGとされることはダメ
引き抜きの話を受ける場合の行動についてです。
当然のことですが相手先の開発案件に合わせるなど、相手都合による急な退職はNG。
今のプロジェクトを途中抜ければチームメンバーにも迷惑を掛けてしまいます。
もちろん、あなたが抜けた穴埋めなどで自社(上司)にも迷惑を掛けますよ。
さらに怪しいと思って調べられて、もしも引き抜きがバレるとさらに分が悪いです。
程度によってはあなただけでなく、引き抜いた相手企業にも責任が問われるかもしれません。
客先常駐(SES)の引き抜きは普通に行われている
引き抜きは、引き抜きされた会社からするとえらい迷惑です。
が、逆を言えばどの会社でも引き抜きはできます。
優秀なエンジニアが出ていくデメリットもあれば、優秀なエンジニアを引き抜くメリットもあるということになりますよね。
それにエンジニアにとってみても、魅力的な条件で転職できるかもしれません。
こうした意味では、引き抜きは良いことではないけど、必要以上に悪いことだと咎めることもないです。
地方のSESエンジニアですと、常駐先はある程度限定されます。
他社エンジニア含め、同じ顔ぶれで一緒に仕事をすることが多いです。
なので別会社へ転職してもすぐにわかりますし、あいつ買収された?...とあとから疑うこともあります。
とはいえ、別にその証拠があるわけでもありません、
なので、引き抜きされたエンジニアも引き抜きした企業のどちらも責めることができないんです。
もし引き抜きの声があった場合に、その企業が魅力的と感じて転職を決めた場合には、静かに(誰にも言わず)変な動き(急な退職)はせずに転職しましょう。
では次節、客先常駐(SES)の引き抜きがあった場合に確認すべきことについて解説していきます。
良い話なのかどうか見極めることで、あなたにメリットのある転職となりますよ。
逆を言うとあなたにメリットのない引き抜きだと判断でき、後悔するのを防ぐこともできます。
2.客先常駐(SES)で引き抜きがあった場合に確認すべきこと
- 働き方
- 給与や待遇
- 開発工程における企業のポジション
今の会社と比べて、魅力やメリットなどを感じれば転職するのもありですね。
では順に解説していきます。
1.働き方
自分に合った働き方ができることで、仕事に対するストレスも緩和されます。
そのためにも、客先常駐(SES)で今と変わらない働き方なのか、それとも自社(開発)かを確認します。
もし自社開発に携われるのであれば、チャンスですね。
なぜなら、そうした働き方を望んでいる方にとっては、その機会が得られます。
また、今の客先常駐(SES)の働き方に不満を持っている方にとっては、その不満の解消にも繋がりますからね。
僕の場合は、これまでと変わらない客先常駐(SES)での働き方だと聞いていました。
なのでこれまでと変わらない働き方なので、転職をする魅力やメリットは感じられませんでした。
2.給与や待遇
仕事に対する楽しさや、やりがいを求める場合の指標になります。
そのためにも、給与アップや、キャリアアップやチェンジできるかどうか確認します。
もしプログラマーからシステムエンジニア、もしくはマネージャ的な役割を任せてもらえるなら、そうした希望を持つ方にとってはチャンスですね。
さらに一歩上のエンジニアとして認めてもらえた喜びと、仕事に対するやりがいも感じられ、ますます仕事が楽しみになるでしょう。
僕の場合ですと、これまでと変わらないプログラマーとしての待遇です。
給与については、当時の給与に若干プラスとのこと。
でもそれは当時の在籍した会社で頑張ればなんとかなる程度の給与だったので、転職するほどのメリットは感じませんでした。
3.開発工程における企業のポジション
企業のポジションを把握することは、今後エンジニアとしてやりがいを感じれるかや将来性の有無などの指標になります。
つまり、直受けで仕事を受ける企業の方が、下請けで仕事を受ける企業よりもその報酬は高く仕事の内容もエンジニア寄りの仕事が多いです。
そのためにも、クライアントから直受けで仕事をもらっている企業なのか、それとも下請けで仕事をする企業なのか確認します。
特にSIerやSESエンジニアですと、大きな開発案件に携わることが多いです。
企業によって携わる工程に違いがありますから、下請けの下請け(孫請け)などになりますと、エンジニアぽい仕事なんてさせてもらえません。
テストや保守ばかりでは、エンジニアとしてのスキルは身につかないし、長く続けていけませんよね。
逆に、基本設計など設計部分が担当だったり開発工程ですと、あらたなスキル習得やエンジニアとしての経験も積めてキャリアアップも可能となります。
僕の場合ですと「孫請け」の匂いがプンプンしたし、将来性への不安も感じました。
以上、客先常駐(SES)で引き抜きの声があった場合の確認事項でした。
上記の通り僕の場合は、そこへ行くメリットがなかったです。
ですが、もし良い企業であれば、仕事へのやりがいの向上や収入もアップし将来性も魅力的ですね。
3.客先常駐(SES)で引き抜きがある理由
エンジニアの育成にはコストと時間がかかるから。
なので、スキルや経験のある優秀なエンジニアを引き抜きさえすれば、会社に掛かる育成コストは大幅に削減できます。
むしろ即戦力となり、すぐに会社の利益に直結するので大きなプラスです。
一方で、エンジニアを引き抜かれた会社にとっては大損です。
これまで手塩に掛けて育てた優秀なエンジニアを失うことになりますからね。
そのエンジニアがやっていた仕事は誰もできないとなると、会社としての利益は見込めません。
しかも、入社したエンジニアがすべて優秀なエンジニアに育つことはありません。
エンジニアが合わずにやめていくものや、うまく育たないエンジニアもいるでしょう。
そうした意味でも、優秀なエンジニアを育てることはすごく大変なことなんです。
なので優秀なエンジニアを引き抜かれないためにも、エンジニアへの給与など待遇を会社は手厚くしておくことも必要ですね。
給与など待遇が手厚い会社は、優秀なエンジニアが揃っていると思ってもよいです。
4.客先常駐(SES)で引き抜きされたい場合はどうする?
仕事においてエンジニアとしての高いパフォーマンスを見せることです。
- 作業進捗などエンジニアスキル
- クライアントや他のエンジニアとのコミュニケーション力
- 仕事への向き合い方や人間性など
客先常駐(SES)における仕事(作業)は、さまざまなエンジニアの品評会だと思っています。
通常の就(転)職では見せることのできないエンジニアの「パフォーマンス」を、直接他の企業のエンジニアやマネージャーなどに見せることができます。
ただし、引き抜きされたいがために、無理に頑張る必要もなく違う自分を見せることもありません。
逆に変な人に見てとられるかもしれないです。
普段のまま、マジメに業務に取り組む自然な形でいましょう。
まとめ|引き抜きたいと思われるエンジニアは優秀
最後に要点をまとめておわりにします。
客先常駐(SES)の引き抜きでトラブルにならないための行動は下記のとおり
- 引き抜きがあった話はあなたと相手方との間だけにとどめる
- 即日退職など一般の退職でNGとされることはダメ
客先常駐(SES)で引き抜きがあった場合に確認すべきことは下記のとおり
- 働き方
- 給与や待遇
- 開発工程における企業のポジション
上記今の会社と比較し、後悔のない転職を目指しましょう。
優秀なエンジニアを育てることって、会社にとってはコストや時間も掛かります。
だからせっかく育てた優秀なエンジニアを引き抜くのは道義的にはNGです。
が、エンジニアにとっては収入や仕事のやりがいを得られるチャンスです。
また、引き抜き行為はどの企業だってすることができます。
引き抜き行為を全面的に禁止にすることで、エンジニアの待遇は一企業に委ねられなかなか良くなりません。
引き抜きは道義的にはNGだけども、ある程度目を瞑ることで逆にエンジニアのさまざまな待遇が良くなり、今後もエンジニアを目指そうという人も増えると思います。
SESの引き抜き禁止、どんどん破ってくれた方が相場が良くなりそう🤣
てか引き抜き禁止ってカルテルよりタチ悪いよな🤣
— 硬派なストーカー@尿スプと婚約エンジニア (@mgmgmpmgd) June 7, 2022