私、ITエンジニアへの転職で失敗してばかりなんですよね...
なんでだろ?どうやったら内定獲れる?
本記事を書いている僕は現在Web系のフリーランスとして活動中...
ですが、今回はフリーランスの僕が転職活動するとどうなるのか、興味があって少しやってみました。
結果を先に言うと、期間は約2ヶ月で10戦して4勝6敗。
転職活動しはじめのころは連続5敗という最悪の(途中)成績です。
しかし敗因を分析し改善したところ、後半は4勝(自社開発3社とプライム受託開発1社)1敗という好成績を残せました。
さらに複数内定獲得していたので、最後のオファー面談では年収アップなど高待遇での入社をいくつかの企業で打診されました。
エンジニアの転職活動においては、未経験者や経験者で対策が異なります。
が、本記事では、どちらにも共通するであろう失敗理由や、内定獲得のコツについて僕の実体験を交えて解説していきます。
僕の失敗経験を教訓に、一つでも多くの内定を獲得できるよう最後まで読み進めてみてくださいね!
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1.エンジニア転職に失敗する理由
- スキル・経験不足
- 今後なりたいエンジニア像が明確ではない
- 強み・PRができていない
- 自分がやって欲しいことを先に言ってしまうこと
上記、僕が最初に転職活動で失敗(5連敗)した理由でもあります。
順に解説していきます。
1.スキル・経験不足
これはどちらかと言うと経験者(中途採用)よりのエンジニア転職の失敗理由です。
面接を進めていく中で、仕事や業務内容、プロダクトなどの説明もあるでしょう。
その時によくわからないスキルや用語が出てきたら危ないかもしれません。
あなたの職務経歴書にも記載されていないと「そこやったことある?」と突っ込まれてあたふたする羽目にもなります。
また、(やったことのない)あたらしいスキルに挑戦したいという志望理由も危ないです。
そもそも企業は利益第一なので、利益の出ない人材をカンタンには採用しません。
言わずもがなですが、エンジニアとしてのスキルがないと新卒以外はエンジニア転職は非常に厳しいです。
年齢ごとに期待されるスキルや経験が異なる
例えば、年齢が高くなるに従って、開発スキルよりもマネジメント能力や指導力が求められます。
なので、高い年齢にも関わらず開発職を希望すると、内定の可能性はかなり低いです。
もちろん、マネジメントを経験していない場合も同様に低いですよ。
2.今後なりたいエンジニア像が明確ではない
あなたが転職先企業で将来的にどうなっていたいか、エンジニアとしてのビジョンを持っているかが重要。
なぜなら、企業は離職率を減らしたいという思いがあります。
せっかく採用し手塩をかけて育てた社員に退職されてしまっては、再び採用活動や教育をしないとけませんからね。
そのためにも採用したエンジニアには、なるべく長く会社に残ってもらいたいんです。
あなたの将来的なビジョンと、企業の意向が合っていれば将来的なミスマッチもありません。
あなたが長く(転職先企業で)活躍できそうだと判断してくれると、内定の可能性も高まります。
3.強み・PRができていない
「強み」を活かせる仕事ができれば、あなたにとっても会社にとってもいいことばかりですよね。
なぜなら、あなたは仕事に対するやりがいや楽しみさえも感じます。
会社もあなたに長く在籍してもらえることで、企業利益にもつながります。
ですが、あなたの強みがわからなかったり自己PRができなければ、企業はあなたの最適な活躍の場を提供できません。
最悪適さない仕事にもなると、あなた自身も仕事へのやりがいや楽しみは感じず辞めてしまいたくなるでしょう。
強みをアピールできなかったり、自己PRができない人材を欲しいとは思わないです。
4.自分がやって欲しいことを先に言ってしまうこと
「週休二日で、年120日以上の休暇があって、残業時間が10時間以下で、年収600万以上で...」
と、別に伝えることは悪くはないです。
が、早々と言ってしまうことはよくありません。
いくら人手不足だからとエンジニアを募集しているとはいえ、面接期間中はあなたは企業に選んでもらう方なんです。
つまり、あなたは自身のスキルや経験を猛烈にアピールし、企業に「あなたが欲しい!」と思ってもらうことが先です。
そもそもあなたのことを何にもわからない企業は、あなたの要求を受け入れることはできません。
単に印象を悪くするだけですよ。
希望・要望は内定をもらってからが効果的!
転職に関して、色々と企業に対し希望や要望があるでしょう。
でも、とにかく面接時はあなたは選んでもらう身分です。
ですから、その期間は希望や要望は控えめにし内定を獲得することだけに注力しましょう。
しかし内定獲得後は、企業はあなたを逃したくはありません。
他にも複数内定もらっていることを伝えつつ、好条件で入社できるよう希望や要望を伝えてみましょう。
嬉しい回答が得られる可能性も非常に高いです。
以上、エンジニア転職で失敗した理由を解説しました。
では次節、上記失敗理由を改善し、4連勝し続けた転職成功のコツをこれからお伝えします。
2.エンジニア転職成功のコツ
- 自分の「強み」を見つける
- 企業研究する
- どうやって貢献していくかビジョンを持つこと
では順に解説します。
1.自分の強みを見つけアピールする|武器を見つける
内定獲得のためのあなたの強力な武器になるものです。
武器はなんでもOK。
- 携わって長いスキル
- マネジメント経験
- 指導や教育力
- 顧客折衝力
- コミュニケーション力など
これまでエンジニアとしてさまざまな案件に携わってきたはずです。
その中で、成功したことやうまくいったことなどあると思います。
それがあなたの「強み」や「PR」すべきことであって、内定を獲得する武器になるんです。
例えば、リモートワーク歴5年をとってみても「報・連・相」を意識し密なコミュニケーションをとっていくことで、効率的な仕事ができたというアピールにもなります。
もちろん失敗経験だって武器にもなり得ます。
失敗を単なる失敗に終わらせず、そこから学んだことが大事。
失敗から学ぶことは多く、それを改善していくことでさらなるレベルアップもできますからね。
プロジェクト失敗に終わった経験から学んだことが武器となった
僕の場合、入社2年目でプロジェクト失敗になるという経験をしています。
そこから以下のことを学びました。
- 余裕のあるスケジュールを確保する
- スケジュールや作業状況をみんなで共有する
- 遅れの予兆を察知したら、すぐに上長に報告など
それ以降のプロジェクトでは上記を教訓として進めていくことで、プロジェクトはうまくいったという旨をアピールしていきました。
2.企業研究|武器をどこで使えそうか考える
いくらRubyによる開発が得意(武器)でも、採用で求められることがマネジメントだったりするとその武器の効果も薄く、内定の期待も薄れます。
なので、前述した「武器」は適所で使うことが大事。
そのために企業研究をします。
以下転職企業の研究ポイントと、その内容を書いておきます。
企業研究ポイント | 研究内容 |
使用している開発スキル | 開発言語、FW、DB、開発ツールなど |
期待される(求めている)スキル | 開発スキル、リードやマネジメント的ポジション、顧客折衝など |
どんな自社プロダクトなのか(あればの話) | 人材などHRテック系、金融などFinテック系など |
どういう企業を目指しているのか | ビジョンを推測してみる |
経験者であれば、「使用している開発スキル」があなたの持ち前のスキルと合致していることが前提です。
その中でも長年携わっているスキルにフォーカスを当てて、「得意」をPRしていきましょう。
また、自社プロダクトがある場合、どういった業種を扱っているのか把握しておきましょう。
さらに企業の将来的なビジョンを予想してみたりすることも重要です。
あなたのビジョンと合うのであれば、会社の歩調と合わせて一緒に成長していくこともできますからね。
企業研究することは、あなたの強みや自己PRのキッカケを見つけることにつながります。
つまり、釣りたい魚が好みそうなエサが判明するんです。
上記ポイントに絞って、転職先企業をじっくりと研究してみましょう。
3.どうやって貢献していくかビジョンを持つこと
あなたの強み(武器)とそれを発揮する場所が決まれば、具体的にどうやって転職先企業に貢献していくかビジョンを考えます。
つまり、あなたが起業家(社長)になったつもりで、企業に利益をもたらせる方法を提案していくんです。
「なるほど、それいいね!」なんて回答をいただければ、「一緒に働きたい」と言っているようなもんですよ。
あなたの強み(武器)がその転職先で使えそうなら、別にトンチンカンな提案にもなりません。
自信を持ってOK!
むしろ、こうしてロジカルに(能動的な発信として)提案していくこともエンジニアとしては必要なスキルです。
以上、エンジニア転職成功するためのコツ(方法)について実体験にもとづき解説しました。
では次節、実際に面接時によくあった質問についてご紹介していきます。
あらかじめ準備しておけば、実際の面接でも焦らなくて済みますよ。
3.エンジニア転職で実際によくあった質問内容
- 転職理由
- 5年後どんなエンジニアになっていたいか
- スキル的に難しかったことと、その乗り換えた方法
- 会社を探すポイント
- 仕事をする上で大切にしていること
確実に回答を考えておきましょう!
一つづつアドバイスしていきますね。
1.転職理由
これは質問される可能性は100%です。
一つだけはっきりアドバイスできることは「ネガティブ」なことは言わないことです。
前の会社の待遇が悪く御社の方が良いとか、フリーランスでは安定できないから...とかはネガティブなことにあたります。
面接官からすれば、また都合が悪くなれば転職するんだろうなとか、自分の都合しか考えていないと捉えられます。
あくまで主体は転職企業です。
あなた自身の強みを転職先企業で十分に発揮でき、そして利益に貢献できる旨を具体的に説明しましょう。
2.5年後どんなエンジニアになっていたいか
質問される可能性は80%ほどです。
あなたの思い描くエンジニア像と、企業のあなたへ期待することが一致するか確認しています。
なるべくなら一致している方が、あなたにも企業にとっても良くてミスマッチが防げます。
企業であれば、ゆくゆくはリードエンジニアやマネジメントという立場も期待していることが多いです。
なので、今後はステップアップを目指しそうした道へ進みたい旨を伝えておく方がベストですね。
特にエンジニアとしてのスペシャリストへの道がある企業ではない限り、今のところずっと開発エンジニアとしてやっていきたいと思っていたとしても、それはなるべく言わずにおきましょう。
一番まずいのは、おまかせしますとか、今は考えていませんという回答です。
3.スキル的に難しかったことと、その乗り換えた方法
質問される可能性は70%ほどです。
エンジニアである以上、困難な仕事もたくさんあります。
単に難しかったという感想だけでなく、その困難をどのように乗り越えたのかが問われます。
エピソードを交えつつ答えられるよう、あらかじめ準備しておきましょう。
4.会社を探すポイント
質問される可能性は60%ほどです。
回答は、給与や休暇など待遇といった労働者視点ではなく、エンジニアらしい回答を準備しておきましょう。
例えば「自身のスキルや経験を活かすことができること」とか「あたらしいチャレンジもできそう」などでもOK。
その転職先企業で、あなた自身と企業が共に成長できる旨が伝われば良いです。
5.仕事をする上で大切にしていること
質問される可能性は50%ほどです。
こちらもエンジニアらしい回答が良いです。
- リモートワークにおける「報・連・相」
- チーム開発におけるコミュニケーション
- 独学やスキルアップなど
大切にしているからこその成功体験なども伝えると好印象です。
以上、エンジニア転職で実際によくあった質問内容をご紹介しました。
では次節、エンジニア転職でよくある勘違いについてもご紹介していきます。
4.エンジニア転職失敗?よくある勘違い
- 転職条件が多いと失敗する
- これまで転職回数が多いと失敗する
- ポートフォリオがないと失敗する
上記は間違いです。
順に解説していきます。
1.転職条件が多いと失敗する
これ間違っています。失敗しません。
なぜなら、転職のミスマッチを防ぐためには良いことです。
が、あまりにもわがままなことだったり、常識外の条件では失敗します。
例えば、飲み会への参加はしないとか、残業は絶対にしないなど、会社規則や慣習に逆らうのはやめましょう。
2.これまで転職回数が多いと失敗する
これ間違っています。失敗しません。
基本的にエンジニアは転職回数が多いのが普通だと思っています。
なぜなら、エンジニアがスキルアップする場合には、違った環境に身を置く方が困難なことにも遭いやすいです。
困難なことを乗り越えてこそスキルアップや経験も得られます。
つまり自身を成長させるための戦略的な転職は、むしろ好印象です。
なので、転職回数が多くて転職に不利だと思うことは幻想です。
戦略的な転職だと捉えてもらえるよう、ストーリーを作っておきましょう。
3.ポートフォリオがないと失敗する
これ間違っています。失敗しません。
あると良い程度ですね。
正直、僕が受けた10社中1社のみがポートフォリオを見てくれました。
とはいえ、それが評価につながったかどうかはわかりません。
が、ポートフォリオからいろんな話題が生まれたのは事実。
僕自身が日々、問題意識を持って仕事をしていることや、独学していることもそこから伝えられたと思っています。
なので、どういうつもりでなぜ作ったのか、目的や作った経緯について答えられるよう準備しておきましょう。
やっちゃダメなことは、模倣したものとか、目的もなく適当なもの。
それだと話も振ってくれないので、これらは返って印象が悪いかもしれませんね。
≫ポートフォリオのレベルが低い以上にヤバいこと|効果的なポートフォリオを作る方法
まとめ|武器をもったならあとは強気で転職活動しよう!
最後に要点をまとめて終わりにします。
エンジニア転職に失敗する理由は下記のとおり
- スキル・経験不足
- 今後なりたいエンジニア像が明確ではない
- 強み・PRができていない
- 自分がやって欲しいことを先に言ってしまうこと
エンジニア転職成功のコツは下記のとおり
- 自分の「強み」を見つける
- 企業研究する
- どうやって転職先企業に貢献していくかビジョンを持つこと
エンジニア転職で実際によくあった質問内容
- 転職理由
- 5年後どんなエンジニアになっていたいか
- スキル的に難しかったことと、その乗り換えた方法
- 会社を探すポイント
- 仕事をする上で大切にしていること
エンジニア転職失敗?よくある勘違い
- 転職条件が多いと失敗する
- これまで転職回数が多いと失敗する
- ポートフォリオがないと失敗する
上記を踏まえ準備することで、内定獲得の可能性も格段にアップしますよ。
僕の転職活動の結果である、4連敗後の4連勝がそれを物語っています。
さらに、複数の内定をもらっていることで、給与など好条件で提示してもらいました。
本記事を読んで、あなたの転職が成功するよう陰ながら願っております。
それでは、頑張ってくださいね!
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