プログラマーになるには学歴は必要?
新卒から活躍できるプログラマーになるにはどうすればいい?
本記事の内容
- プログラマーになるには学歴が必要ではない理由
- プログラマーとして活躍していくために必要なこと
本記事を書いている僕は、過去数社のIT企業やWEB会社に在籍し、現在はWEB系フリーランスとして活動中。
結論を言うとプログラマーになるには基本的に学歴は関係ありません。
しかし、プログラマーとして活躍できるかどうかは、入社前の準備や入社後の頑張りによって決まってきます。
プログラマーになったものの、想像していたこととは違って辞めてしまう人も多いのも事実です。
1.プログラマーになるには学歴は関係ない理由
プログラマーになるのに「学歴」は基本関係ありません。
理由は以下の通りです。
- プログラマーは実務的なスキル・経験が評価される
- 数学・英語が苦手でも大丈夫(AI分野なら必要)
- 学んだ=活躍できるにはならない
1.プログラマーは実務的なスキル・経験が評価される
プログラマーは実務的なスキル・経験が評価されます。
- プログラミング(言語)スキル・経験
- フロントエンドスキル・経験
- DB操作スキル・経験
- フレームワーク経験
- AWS(サーバー)構築スキル・経験など
実際に、フリーランスや転職サイトなどの案件に掲載されている「求められるスキル・経験」は以下の通りです。
出典:レバテックフリーランス
出典:マイナビIT
条件には「学歴」などの条件がないことが分かりますよね。
上記条件を十分満たしているだけで、仕事を請けることも可能ですし転職だってできるのです。
給料・出世もスキル・実務経験による
もちろん給料や出世もスキルや経験によって決まります。
新入社員であれば、高卒・専門/短大卒・大卒で初任給のスタートラインには違いはあります。
ですが、頑張りや実績が評価されれば、専門卒の方が大卒の給料を上回ることも十分可能ですよ。
なので多く給料をもらいたいと思ったら、求められるスキル以上のパフォーマンスを見せる必要があります。
プログラマーとしてのスキルに加えて、コミュニケーション能力も高ければ、20代半ばからシステムエンジニアやチームリーダーとしても活躍できるのです。
≫コミュニケーション能力がある人はSEとして活躍が期待される
新卒はスキル・経験は不問で採用可能|活躍できるかどうかは別の話
プログラマーは実務的なスキル・経験が評価されます
しかし新卒は実務に携わったことがありません。
ですから、スキル・経験は問われず採用されることがほとんどです。
とはいえ、新卒は割と簡単にプログラマーになれますが、その後活躍できるかどうかは別の話です。
なぜなら、プログラマーなどITエンジニアにもキツい仕事はあり、途中挫折していまう人も多いです。
≫プログラマーの仕事がきついと言われる理由と回避方法|現役エンジニアが解説
流行りだからとか、見栄えしか考えずに就職すると後悔する可能性もありますよ。
≫プログラマーに向いている人の4つの特徴|実際にいたプログラマーから考察!
2.数学・英語が苦手でも大丈夫!(AI分野なら必要)
そんな方でもプログラマーとして十分やっていけます。
なぜなら、事実僕がそうでした(英語が苦手)。
数学においては、実際の開発で難しい法則(公式)などを使うロジックはほぼ皆無です。
これまで、ECサイトなどのWEB開発や、金融機関・企業などの基幹業務システム開発、自治体の公共システムなど携わりましたが、数学的な知識はなくてもできましたよ。
強いていうのであれば、情報量の単位である「バイト」や「ビット」。
データサイズの単位である「メガ」「ギガ」「テラ」くらいです。
ですから、算数(四則計算)レベルの知識さえあればOK。
足算や引き算、掛け算、割り算ができるだけで、プログラミングに十分携われます。
なので、数学の知識はほとんど必要ありません。
ただし、ゲーム開発やAI・機械学習などの分野だと、数学の知識は求められます。
例えば、AI分野での線形代数は大量のデータを解析し、自動的に特定パターンのデータを見つけるのに利用されています。
ゲーム開発では、RPGの「経験値」は数列の概念が必要です。
英語に至っても、苦手でも問題ないです。
英文で書かれた解説書やドキュメントなどあります。
ですが、和訳されたものが多くありますので、困った時や調べ物をするときにも困りません。
でも、どうしても「和訳された解説書に調べたい答えがない..,」といった時には英文の解説書を見るしかありません。
とはいえ、Google翻訳を使えば十分に理解できますから、解決できず途方にくれることもないですよ。
プログラマーは特別な分野でない限り、数学や英語の知識よりもプログラミングの経験やスキルが求められます。
3.学んだ=活躍できるにはならない
「いくら学校でプログラミングを学んでも、それは実務では使えない...」
これは、僕が新卒入社した時の会社の上司に言われたことです。
たとえば学校でプログラミングの課題が与えられたとして、それは十分な時間と余裕があるからこそこなせるもの。
また、課題は自分一人での作業となりますから、どういう風に作ろうが基本自由です。
しかし、実際の現場での開発は、スケジュールに余裕がなく失敗も許されません。
SE(他人)の作った設計書も読んで理解しないといけないので、その意図の理解に苦しむこともあって作業が進まないこともあるんです。
一部のIT企業は学歴フィルターを設けているところもある【新卒】
- 大手SIer:大卒・院卒
- 中堅Sier:専門卒
SIerとはクライアントの業務システムの構想・企画から設計・製造・導入・保守・管理までを一括して請け負うIT企業のこと。
大手SIerは開発を下請けのSIerに任せますので、自ら開発に携わるわけではありません。
ですからプログラミングスキルは不要です。
一方、中堅SIerは元請け(大手SIer)から直接仕事を請けるので、開発の上流・下流と携わる工程は広いです。
「高卒の新卒」を積極的に採用していることは少なく、「専門卒以上」と学歴フィルターを設けていることが多かったです。
全てのIT企業において学歴不問かというわけではないので注意が必要です。
現在高校生などの方は、行きたいIT企業がどの程度の学歴を必要としているのか調べておきましょう。
≫高校生がプログラマーになるための道しるべ!専門、大卒であれば選択肢も広がる!
以上、プログラマーになるには基本的に学歴は不問ということを解説しました。
給与や昇進するにも、学歴よりもスキルや経験が重視されます。
2.プログラマーとして活躍していくために必要なこと
- キツい仕事になることも覚悟しておく
- コミュニケーション力を身につける努力をする
- プログラミングスキル習得しておく
- IT系資格取得しておく
- やりたいことができる企業選びをする
順に解説していきます。
1.キツい仕事になることも覚悟しておく
プログラマーの仕事はキツい仕事になることもあります。
- 残業・休日出勤が多い
- 給与(年収)が安い
- 勤務先が頻繁に変わる
- クライアントにこき使われる
- 仕事が選べない
- 頑張りが反映されない
- オールラウンダーになりがちで忙しい
- 成果が求められる期間が短すぎ
- エラーやバグ改修、環境構築で時間が掛かりすぎ...
クライアントから急な仕様変更を言われ、スケジュールに余裕がない中でもこなしていかなければなりません。
最初からスケジュールに余裕がない状態で、開発を進めていくこともあるんです。
さらに、実装したけどもエラーが出て解決できなかったりなど障害も発生します。
こうした条件下での仕事は、残業や休日出勤となることも多いことは理解しておきましょう。
≫プログラマーの仕事がきついと言われる理由と回避方法|現役エンジニアが解説
2.コミュニケーション力を身につける努力をする
プログラマーとして活躍している方は、コミュニケーション能力が高い人が多いです。
設計書の矛盾点や間違っている箇所を見つけ、それをSEに報告し議論することも必要です。
また、クライアントなどにソリューションを提案していくことも必要です。
コミュニケーション能力が高いと、SEなどキャリアップも早いと言えます。
しかし、今コミュニケーションが苦手だとしても、プログラマーとして活動していくことで十分それを身につけることはできますよ。
≫プログラマーになりたい中学生のための進路と学歴以上に大事な心得え3つ
3.プログラミングスキルの習得|事前に身につけるべき
プログラマーとしてプログラミング力を身につけておくことは必須条件です。
新卒未経験で採用されたとしても、入社後研修についていくことは難しいです。
聞いたことのない用語などが多く理解に苦しみます。
OJT研修があったとしても、先輩たちも自分の仕事を抱えているのでじっくり教わることもありません。
解決できるまで残業してまでも自分で調べたり、自宅での学習が必要となってきます。
さらに、同期にプログラミング経験者などがいると、余計に劣等感を感じて挫折してしまいます。
4.IT系資格取得|事前に取得しておくべき
特にSIerやSESに入社する場合には、あらかじめ持っておきたい資格です。
なぜなら、入社後には必ず取得するよう会社から催促されるからです。
しかし、新卒入社後はどうしても抱えている仕事をこなすことで精一杯です。
そんな中、同時並行で資格試験勉強なんてできるわけもありません。
なので、入社前に時間のある時にIT系の資格は取得しておきましょう。
≫プログラマーに資格はいらないが持っておくと有利になる場合もあるという話
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5.やりたいことができる企業選びをする
- システム開発(BtoB)
- WEB開発(BtoC)
- ゲーム開発
- 組み込み開発
- アプリ開発など
あなたがやりたいと思ったIT企業を選びましょう。
WEB開発をしたいのに、システム開発を主な仕事とする企業に入社してしまうとそれができません。
なので、入社してから後悔してしまいます。
また、SIerなど主に企業や公共システムを扱うIT企業に入社する際には注意が必要です。
なぜなら、SIerには元請けをトップとするビジネス構造があります。
三次請負以降の下請けSIer企業や悪質なSESに就職してしまうと、仕事量の割には残業代が支給されなかったり、スキルアップができません。
活躍するどころか、やりがいに欠けてしまいますよ。
≫【真実】SIerがやばいと言われる理由|やばいSIerの見分け方
≫全ての客先常駐(SES)企業が悪いわけではない|新卒者が良質な企業を見つける方法
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まとめ|プログラミングスキルは身につけておこう!
最後に要点をまとめて終わりにします。
プログラマーになるのに「学歴」は基本的に関係ありません。
- プログラマーは実務的なスキル・経験が評価される
- 数学・英語が苦手でも大丈夫(AI分野なら必要)
- 学んだ=活躍できるにはならない
ですが、プログラマーとして活躍するためには、知っておくべきことや身につけるべきことがあります。
- キツい仕事になることも覚悟しておく
- コミュニケーション力を身につける努力をする
- プログラミング力を身につけておく
- IT系資格を取得しておく
- やりたいことができる企業選びをする
プログラマーはなりたいと言う気持ちがあれば誰でもなれます。
しかし、大切なことは挫折せずにプログラマーなどITエンジニアとして長く活躍していくことです。
長く活躍していくことで給与アップや、SEやITコンサルなどキャリアアップしたりフリーランスにもなれますよ。
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まずはプログラマーとして必須のプログラミングスキルは身につけておきましょう。
まとめプログラマーになるには?|僕の失敗と反省を暴露!それを活かし活躍できるプログラマーになろう!
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