わたし、IT業界から足を洗おうと思っています。
とはいえ本当に足を洗ってもいいのか悩むし、次何したらいいのかわからないんです。
本記事の内容
- IT業界から足を洗う前に覚悟すべきこと
- IT業界から足を洗う理由
- IT業界から足を洗う方におすすめの職種/業界
本記事を書いている僕は、現在WEB系エンジニアとして活動中。
そんな僕も、過去にIT業界から足を洗って今に至るんです。
だって遠方の客先にいかないといけなかったり、仕事もエンジニアぽいことではなかったりと苦痛だったんです。
で、そのあとは社内SEやりつつ、Web系スキルに触れていくなかでそのやりがいなど感じることができました。
ですが、IT業界と比べると劣る部分だったり、it業界だったからできたことというものが見えました。
なので、カンタンにit業界から足を洗おうとすぐに行動はせず、一旦本記事を読んで立ち止まることをオススメします。
まずは、僕のIT業界から足を洗った経験をもとに、IT業界から足を洗う前に覚悟すべきことをご紹介していきますね。
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1.IT業界から足を洗う前に覚悟すべきこと
- 残業代は時間単位でしっかりともらえた
- 仕事はしっかりとあった
- 社内行事にはそれほど参加せずともよかった
- 参画するプロジェクトが変わればすべてリセット
IT業界から足を洗うということは、上記が必ずしも叶うとは限りません。
1.残業代は時間単位でしっかりともらえた
IT業界は、仕事をやったらやっただけ給与がもらえることが多いです。
とくにSESですと時間単価ですので、長く働けば働くほど給与は増えていきます。
受託だとしても、工数が増えればその分をしっかりクライアントに請求していました。
一方で他の業界はというと、残業代は定時後すぐにはもらえない場合もあります。
例えば定時が18時で、20時以降でないと残業代が発生しないなど理不尽なルールもあるんです。
これまであたりまえのようにもらえた残業代が、他の業種だとさまざまな制限によって満額もらえない可能性だってありますよ。
ひどい時には、残業代がすでに給与に含まれているなど、やりがいに欠けますよね。
2.仕事はしっかりとあった
IT業界はクライアントワークがほとんど。
クライアントワークとは、クライアントからの依頼でシステムやソフトウェアを構築していく仕事ですよね。
一旦システムを納品したあとでも、運用や保守で仕事がもらえて継続することも多いです。
さらに、良い人間関係を構築できたり仕事のパフォーマンス次第では、あらたに別の案件ももらえることもあります。
とりあえずクライアントさえ繋がっていれば、仕事がなくなるなどと心配することや、将来的な不安もありませんでした。
一方でクライアントワークではない業界とかでは、あらたな製品開発をしてそれが売れなければ会社の利益にはなりません。
仮に売れたとしても、同業やライバルもいます。
なので、ずっと安定して売れるという保証もありませんから、将来的な不安も避けられませんね。
3.社内行事にはそれほど参加せずともよかった
IT業界は「客先常駐」なる働き方が存在しています。
「客先常駐」とは、クラアント企業へ出向して仕事をするというものです。
自社内で仕事するわけではないですから、上司など頻繁に顔を合わせることありません。
だから、社内のわずらわしい人間関係にも巻き込まれずらいです。
さらに、飲み会など社内行事も避けたくば、仕事を理由に断ることもできます。
一方で、ずっと自社内での作業となる業界では、わずらわしい人間関係や社内行事も避けずらいです。
4.参画するプロジェクトが変わればすべてリセット
プロジェクトは期限が付きもの。
合わない業務、人間関係があったとしても、それはプロジェクトが終わるまでなので少々我慢すればよいだけ。
期限があると思えば、掛かる負担やストレスは軽いです。
ですが、同じ業務や人間関係がずっと続く業界だと詰みます。
嫌な思いをこれからもエンドレスでずっと続けていかなければならないと思うと、ストレスが続き精神的にキツイです。
以上、IT業界から足を洗う際のぼくが思う覚悟をご紹介しました。
実際に僕がit業界から別業界へ行った時、上記3つはすごくありがたみを感じました。
なぜなら、(その会社にもよると思いますが)行った先の業界では、これら恩恵を受けれませんでした。
IT業界から足を洗うということは、これらそうした恩恵を捨てることになるかもしれませんよ。
では次節、IT業界から足を洗う理由についてみていきましょう。
2.IT業界から足を洗う理由
- 保守・運用などやりがいがない仕事
- 安い給与|下請け
- こき使われる感や無茶振りで疲弊
- 客先常駐|帰属意識がなくなる
- ITエンジニアに向いていなかった
結論を言うと、これら理由で足を洗うことはなんら問題はありません。
では順に見ていきましょう。
1.保守・運用などやりがいがない仕事
クライアントから受ける仕事は、設計や開発案件だけではありません。
納品後の保守担当となって、エンジニアとは言い難い仕事となることもあるんです。
単に「案件ガチャ」でハズレを引いてしまったとも言えますね。
でもこれがずっと続けば、あなた自身の将来性が不安です。
なによりも、毎日の仕事に対するモチベーション低下や、やりがいにも欠けますよね。
2.安い給与|下請け
IT業界は、元請け企業を頂点とするピラミッド構造で開発が行われます。
上図からもわかるように、元請け企業の下で二次請負として企業が存在し、さらにその下に三次請負企業も存在します。
下請けになればなるほど、企業が受取る報酬もピンハネされて少なくなってくるんです。
そうなると所属するエンジニア自身の給与もいつまでも少ないです。
なので生活まで脅かされてしまいます。
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3.こき使われる感や無茶振りで疲弊
IT業界はどうしてもクライアントありきの仕事です。
なので、クライアント担当者から無茶なことをいわれることもあります。
お客さんということもあってなかなか反論もできず、ストレスですよね。
開発途中で仕様変更が発生したが、納期を伸ばしてもらえないこともザラにありました。
仕事は増えるけど納期は変わらないとなると、残業をするしかありません。
特に、一人での客先常駐ともなると、クライアント担当者からこき使われることは多いです。
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4.客先常駐|帰属意識がなくなる
客先での作業ともなると、自社の社員ともなかなか交流がありません。
繁忙期にもなったり、難しい問題に直面するとメンタルが弱ければ精神的に参ってしまいがちです。
誰かを頼りたいけども、作業場所は客先で完全アウェー。
孤独感を感じ寂しい気持ちにもなってしまいます。
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5.ITエンジニアに向いていなかった
設計や開発など、そもそも「モノづくり」の業種が合わなかった...
また、ITエンジニアはむずかしい課題に直面することも多いです。
合わない仕事や、気乗りしないことをやるのは非常につまらないです。
こうした理由からIT業界から足をあらった仲間も多くみてきました。
あなたの人生を無駄にしないためにも、早めに足を洗うということも必要です。
以上、IT業界から足を洗う理由をご紹介しました。
前述もしましたが、僕自身も経験し嫌気が差していましたし、これを理由に辞める仲間もいました。
だからどれをとっても、足を洗う理由としてはまったく自然なことですよ。
では次節、IT業界から足を洗ったあとの身の振り方についてアドバイスしていきますね。
3.IT業界から足を洗う方におすすめの職種/業界
- 社内SE
- 公務員(サイバー警察官)
- WEB業界
せっかくIT業界に在籍していたのですから、習得したスキルや経験は活かしたいです。
あらたな仕事への、やりがいにもつながりますからね!
ではそんなあなたの経験やすスキルを活かせるような仕事や業界をご紹介しますね。
1.社内SE
社内SEは、その企業の情報システム部門などで活躍するシステムエンジニアのこと。
主に社内で使用するIT製品やサービスの管理を行います。
具体的には、
- 新入社員や退職した社員のパソコンの初期設定
- 利用するWebサービスやソフトウェアの更新など管理
- メールアドレス発行や、MSや社内システム利用のためのアカウント発行
- クラウド/オンプレサーバーの管理
など企業によってはあるないはあるにせよ、幅広いです。
なので、単なるパソコンの使い方を教えてほしいといったパソコンの先生になることもあります。
雑用係だなと思うこともありました。
また、社内SEは企業のメインポジションというよりも、サブ的なポジションです。
給与アップもほかの営業社員や技術社員にくらべ遅いですし、アップ率も低いです。
とはいえ、社内SEは毎日客先にいって仕事をするわけでもないですし、クライアントからの理不尽な要求もありません。
それに企業によっては、持ち前のスキルを使ってツールなど作ってほしいと言われることもあります。
事実、僕はGASを使った勤怠管理システムを作りました。
僕の経験やスキルが活かせたので、やりがいにもつながりました。
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2.公務員(サイバー警察官)
警察官の中でも、サイバーの分野で活躍できる警察官も目指せます。
近年、インターネット上の犯罪も増えたことによる国(県)の施策ですね。
そのため、都道府県警ではサイバー警察官の採用を新設したり、IT経験者の採用枠を設けています。
受験条件等も、IPAの資格保有と実務経験3年ほどがあれば受験できるところがほとんど。
実務経験ありきなので、IT業界にいた方にはうれしい条件ですね。
年齢も幅広く受験しやすいです。
以下は主な都道府県のサイバー警察官の採用情報です。
ぜひご覧なって、あなたの地域の警察が募集していないか見てみてくださいね。
都道府県 | 年齢制限 | 受験資格等 |
大阪府警察 | 40歳まで | ・応用情報技術者、プロジェクトマネージャーなどのIPA資格を保有 ・情報処理の実務に2年以上従事 |
警視庁 | 60歳まで | ・ITストラテジスト、システムアーキテクトなどのIPA資格を保有 ・情報処理の実務に3年以上従事 |
千葉県警 | 60歳まで | ・ITストラテジスト、システムアーキテクトなどのIPA資格を保有 ・情報処理の実務に3年以上従事 |
神奈川県警 | 60歳まで | ・応用情報技術者、プロジェクトマネージャーなどのIPA資格を保有 ・情報処理の実務に4年以上従事 |
茨城県警 | 40歳まで | ・ITストラテジスト、システムアーキテクトなどのIPA資格を保有 ・情報処理の実務に3年以上従事 |
※上記採用データは2024年1月時点
3.WEB業界
インターネット上のWebサービスを作ったり、SEOなどにも関わる業界です。
活躍する場は、開発を主戦場とするWEBエンジニア、開発の企画や設計・管理を行うWEBディレクターとSEOなどWebマーケターに分かれます。
さらにWEBエンジニアであれば、フロントエンジニアとバックエンドエンジニアに分かれます。
IT業界からだと、WEBエンジニアやWEBディレクターが経験やスキル的に近いものがあります。
なので、あらたに得るスキルはあるにせよ、すぐに活躍することも可能です。
また、WEB業界の開発はIT業界のように細かな設計書を書くことはありませんし、会議も多くないです。
つまりIT業界の文化とはちょっと違うんです。
たとえば、WEB業界だと開発はスピード感を大事にすることが多いです。
そのため開発手法は「アジャイル」と呼ばれる手法で進められます。
また、WEBのスキルの進歩は早いです。
常日頃からWEBのスキルにアンテナを張って、あらたなスキルは習得するよう努力しないと、必要ないエンジニアになってしまいますよ。
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まとめ|覚悟を決めたら行動あるのみです
最後に要点をまとめておわりにします。
IT業界から足を洗う前に覚悟すべきことは下記3つ
- 残業代は時間単位でしっかりともらえた
- 仕事はしっかりとあった
- 社内行事にはそれほど参加せずともよかった
- 参画するプロジェクトが変わればすべてリセット
この辺の恩恵は転職することで失うことになってしまうかもしれませんね。
IT業界から足を洗う理由は下記のとおり。
- 保守・運用などやりがいがない仕事
- 安い給与|下請け
- こき使われる感や無茶振りで疲弊
- 客先常駐|帰属意識がなくなる
- ITエンジニアに向いていなかった
これは僕自身もIT業界にいて感じた嫌なことでしたし、仲間もこの理由で足をあらいました。
なので、こうした理由で足を洗うことはごく自然です。
IT業界から足を洗う方におすすめの職種/業界は以下のとおり
- 社内SE
- 公務員(サイバー警察官)
- WEB業界
得たスキルや経験はできるだけ活かせれば、苦労も少ないしやりがいにもつながります。
そうした意味で上記3つの職種/業界をご紹介しました。
使うことで、あなたのあらたな活躍の場を見つかるはずですよ。
陰ながら応援しています!
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