今やっている仕事はエンジニアらしくないことばかりやらされています...
エンジニアとして実務経験を積めないんです。
だからエンジニアとしての将来が不安です。
どうしたら良いでしょうか?
本記事を書いている僕は、これまで地方のSES、Sierを経て未経験のWeb系企業へ転職。
それがキッカケとなって現在はWeb系のフリーランスとして活動中です。
結論を言うと早めに実務経験が積める企業に転職することをオススメします。
理由は、実務経験が積めずにズルズルと年齢を重ねていくと転職も難しいです。
それに若いエンジニアが入ってくる中で、今の会社でのあなたの居場所も失ってしまいます。
とはいえ、実務経験が積める企業なんてわからないですよね。
本記事では、エンジニアとして実務経験が積める企業に転職する方法をご紹介!
Web系企業に未経験転職できた僕の経験からお話していきますね。
と、その前にエンジニアとして実務経験を積めなかった場合どうなってしまうのかお話ししていきます。
怖いと思いますが、少々お付き合いくださいね。
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1.エンジニアとして実務経験を積めなかった場合の末路
- 仕事がない状況となり自社で待機
- 給与がずっと上がらない
- 若い世代の下で働かないといけない
- 転職できない
SierやSESの場合、実務経験がないことには案件に参入することはできません。
なので、出来る案件が見つかるまでは自社などで待機となり、やりがいのない日々を送ります。
最初のうちは仕事のプレッシャーから解放され楽だと思います。
が、これが続くと冷静に考えるようになって「自分は何をやっているんだ...」と思うようになり精神的にキツイです。
案件に参入できないですから、少なくとも案件に参入しているエンジニアに比べると会社の評価は良くはありません。
なので、給与もずっと横ばいで上がらないんです。
とはいえ「仕事を持ってこないのは会社のせいだ!」と思いたくなります。
が、案件に参入し会社の利益に貢献するエンジニアと同じ扱いにはできません。
やっと出来る仕事が見つかったと思いきや、リーダーが自分より年齢が若いエンジニアなんてこともあります。
年齢が自分より若いエンジニアに指示や管理されるのは少々抵抗がありますよね。
割り切らないことには仕事もおもしろくありません。
さらに、はっきり言えることは、年を重ねるごとに転職が難しくなるのは間違いありませんし、僕自身もそう実感しています。
≫やばい!|客先常駐(SES)ばかり渡り歩いたおっさんの末路
≫客先常駐(SES)3年続ければもう十分!すぐにでも辞めて次なるステップへ進まないと将来キツイ...
でも、まだ若い20代であればまだエンジニア転職は可能だし、30代でも幅はすごく狭くなるけど可能です。
40代でも厳しい状況ではありますが、無理ではありません。
だから、エンジニアとして実務経験がつめないと思ったら、なる早で実務経験が積める会社に転職をするに越したことはないんです。
では次節、エンジニアとして実務経験が積めていない仕事についてご紹介していきます。
2.エンジニアとして実務経験が積めていない仕事とは
- テスト(オペレーションだけ)
- 事務的な雑用業務
- 1人(少人数)での開発案件
- フレームワーク使わない仕事
上記にあてはまるなら、なる早で実務経験を積めるような企業へ転職を考えるべきです。
では順に解説していきます。
後半部分は少々厳しいことをお話しますね。
1.テスト(オペレーションだけ)
エンジニアからテスト仕様書をもらい、その仕様書に従って単に打鍵するだけの仕事です。
バグが出てもその解析も行わくてもよいし、テスト観点や網羅性だって考える必要もありません。
ですがこうしたオペレータみたいな仕事は、繁忙期やスケジュール遅れのプロジェクトのテスト期間だけ、一時的に招集されることが多いです。
あまりにも長い期間こうしたオペレータみたいな仕事をやっているようだとしたら、一刻も早くやめるべきですね。
2.事務的な雑用業務
資料や仕様書整理、ヘルプデスク(顧客などからの要望・クレーム対応など)などがあります。
これらは、エンジニアとしてのスキルや経験は多少求められるかもしれません。
が、エンジニアとして企画や設計、開発に携わるには役不足です。
顧客やユーザーの声を聞き、実際にITを使って問題解決したり、良い製品を開発/改良してこそエンジニアと呼べるのです。
3.1人(少人数)での開発案件
チーム開発の「実務」経験を一刻も早く積みたい。今いるところは人数が少なすぎてチームになってないから、チームで資産を共有して開発を進めることの実務経験は積めない。これこそが会社でエンジニアやることの強みだというのに。
— マレインさん⛄️さんと他1000 人 (@maleicacid_towa) July 11, 2022
エンジニアとしての実務経験は「チーム」による経験が重要です。
理由は簡単で、開発案件は大きな規模になることがほとんど。
なので、さまざまな企業が案件に参入し、結果大勢のエンジニアで開発が進められるからです。
よって、エンジニアとコミュニケーションを取るスキルが必要となるんです。
さらに、コードレビューもあります。
膨大な数のコードを管理することにもなるので、自ずとGitといったツールによるコード管理も行われます。
一方で、1人(少人数)開発では、コミュニケーションを取る機会は少ないです。
またコードレビューもなかったり、コードの管理も簡単で、割と自由気ままな開発ができます。
結果的に、エンジニアとしての実務経験に欠けると判断されるでしょう。
実際に案件面談などでも、「チーム」による開発経験が必ずと言ってよいほど問われますよ。
4.フレームワーク使わない仕事
【エンジニア採用ご担当者様!】
以下の方、現在転職活動中です。◯実務経験言語:PHP, JavaScript(経験年数7年)
◯フレームワーク:Laravel, React
◯日本在住
◯国籍:ブラジル
◯日本語レベル:N2
◯日本企業での就労経験ありご興味ございましたら、DMお待ちしています。
— なつみ@エンジニア紹介 (@Natsumiitjobs) July 12, 2022
上記はエンジニアの案件募集でよくみる募集要項ですね。
注目してもらいたいのは「フレームワーク」の部分。
いくらPHPやRuby、Javaなどの開発言語経験があっても、「フレームワーク」を使った経験がないと仕事はもらえません。
さらに古いものやマイナーなフレームワークも同じく経験がないものと判断されます。
今一度、IT系転職エージェントなど使ってみて、担当者に需要の多いフレームワークなど聞いておいた方が良いです。
次の方向性(転職)のキッカケになりますよ。
≫使うべきIT系転職エージェント|採用後も積極フォローがあるから安心
以上、エンジニアとして実務経験が積めていない仕事についてご紹介しました。
では次は、どうやって実務経験を積むのか、その方法について解説していきます。
3.エンジニアとして実務経験を積む方法
- 実務経験を積める企業に就職する
- 副業してみる
- アルバイト
エンジニアとして実務経験を積むには上記3つが効果的。
順に解説していきます。
1.実務経験を積める企業に就職する
企業に就職することで、実際に案件に携わることができます。
なので、実務経験を積むことができる最強の方法です。
とはいえ前述もしたように、単なる打鍵だけのオペレータのような仕事や、1人作業ではダメ。
企画や設計・開発といった工程に、チームの一員としてしっかり携わっておきたいです。
2.副業してみる
ココならやクラウドワークスといったサービスを使って副業してみるのも良いです。
1人開発にはなってしまいますが、獲得したスキルなどの経験値を高める効果はあります。
3.アルバイト
アルバイトといっても、アルバイトのままではエンジニアとしての実務経験を積むことは難しいです。
ですが、アルバイトから社員になることで、さまざまな実務経験が得られます。
アルバイトから社員になることは、普通に転職(就職)するよりも難易度が下がりますよ。
実際に過去には短大生がアルバイトから社員(エンジニア)になれました。
仕事のパフォーマンスも良く、会社側からオファーをもらっていました。
4.実務経験を積める企業の見極め方
- プライム案件を持っているか
- 自社プロダクトを持っているか
- IT系資格取得に熱心な企業である
順に解説していきます。
1.プライム案件を持っているか
プライム案件とは、クライアントから直接受注した開発案件のことです。
クライアントから開発案件を直接受注することで、上流の仕事に携われるし、案件の中核として活躍できるメリットがあります。
例えば、クライアント担当者と直接、システムの課題や問題点などについて議論や提案ができます。
それに基づき、企画や設計だって可能です。
他には下請け企業のエンジニアのマネジメントなど、開発プロジェクト全体の管理まで任されます。
上流開発に携わることで、エンジニアとしての経験値も積めるし、得る単価だって高いです。
一方で(3次以降の)下請けともなると、経験値も積めないし単価も安いです。
プライム案件を持っているかどうかは、その企業HPで確認したり、エージェントの担当者に聞くとわかります。
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2.自社プロダクトを持っているか
自社のオリジナルプロダクト(製品)を持っている企業のこと。
全ての開発工程を自社で済ましてしまうので、企画力や設計など開発力は備わっています。
入社できれば、すべての開発工程のスキルや経験は積めます。
ですが即戦力が求められることが多いです。
なので、難易度高いこと、自社製品なのでトラブルがあれば解決するまで帰れないなどデメリットもあります。
≫自社開発エンジニアになるのはやめとけ!?知っておきたい9個の特徴
自社開発企業かどうかは、その企業HPで確認したり、エージェントの担当者に聞くとわかります。
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3.IT系資格取得に熱心な企業である
※あらかじめいっておきますが、資格取得すれば実務経験が積めるとかではないです。
僕の経験ですが、資格取得に熱心である企業は、自社プロダクトやプライム案件を持っていることが多いです。
これはエンジニアが資格取得する中で、自身があらたなスキルを目指そうとか、あらたな発見からさまざまな刺激を受け、エンジニア自らが会社にプロダクトの開発を発案するようになったり、自身の目指すべきエンジニア像が明確になります。
なので仕事を楽しんでやっている勉強熱心で、優秀なエンジニアが集まっています。
それこそ朝から晩までITスキルや仕事のことを考えていたり、飲みに行ってもワクワクしながら仕事のことを語っています。
会社としても、社員からの積極的な要望/要求に応えてあげたいと思うのは自然なことで、会社の利益にも繋がるならなおさらです。
ですから、多少の投資をしつつも外部の勉強会/セミナーに参加させてあげたり、営業の幅を広げ社員の活躍できるあらたな環境を発掘し自社の社員に提供しようとします。
資格取得に熱心かどうかは、資格取得に企業からのインセンティブ(受講料支給や手当、報奨金)があったり、企業HPに資格保有者数など掲載しています。
企業HPで確認したり、エージェントの担当者に聞くとわかりますよ。
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5.実務経験を積める企業に転職・就職する方法
- IT系の資格取得
- ポートフォリオを作ろう
- プログラミングスクールから転職
- IT系転職エージェント
では順に解説していきます。
1.IT系の資格取得
前述したように、資格取得することが実務経験が積める企業への条件にはなりません。
しかし資格取得することにより、学習意欲が認められたり、学習する中で自分の目指すべきエンジニアが明確になり自己アピールするキッカケになります。
エンジニアはコミュ力が大事。
自己アピールは一つでも多い方が説得力があるし、そのためには資格を持っているということが大きなバックボーンにもなります。
また、ただ働きたいだけのエンジニアよりも、明確な目標や野心のある前向きなエンジニアを採用したくなるのは自然なことですよね。
2.ポートフォリオを作ろう
ポートフォリオを作ることが、実務経験が積める企業への条件にはなりません。
前述したIT系資格取得と同じように、一つの自己アピールの材料に過ぎません。
とはいえ、ポートフォリオからスキル的なことはわかるし、さまざまなコミュニケーションのキッカケになります。
コミュニケーションから、エンジニアであるあなた自身を知ってもらえて、採用に大きく近づく強力な武器になるはずです。
実際に僕自身も、作ったポートフォリオが希望の企業にハマったことで自社開発企業の採用に至りました。
ただし適当なポートフォリオでは逆効果ですよ。
≫ポートフォリオのレベルが低い以上にヤバいこと|効果的なポートフォリオを作る方法
3.プログラミングスクールから転職
プログラミングスクールは、単にエンジニアとしてのスキル習得だけでなく、その後の転職も無料支援しているところが多いです。
これは「エンジニアとして実務経験を積むことは大事だ」ということを、スクール自体がわかっているからこそのサービスなんです。
具体的に言えば、
プロのエンジニアによるポートフォリオのアイデア出しや、作成サポート。
専門のキャリアアドバイザーによる
- 職務経歴書などの書類添削
- 模擬面談
- 実務経験が積める企業の紹介
などで、内定獲得の可能性も高まります。
漠然とした就職相談も無料でやってくれるのも、非常に心強いです。
≫最大56万円が返ってくる給付金制度を利用できるプログラミングスクール|対象者・受給金額・受給方法など
≫働きながら受講できるプログラミングスクール|目標を達成する覚悟や心構え
≫受講すべき転職支援つきプログラミングスクール|未経験から転職達成!
4.IT系転職エージェント
IT系企業への転職に特化したエージェントを使うことで、実務経験が積める企業への転職も可能です。
エージェント担当者は、企業HPや求人サイトなどでは見えない企業情報を持っているので、前述した自社プロダクトやプライム案件を持っているかわかっています。
また、ただ単に紹介するだけでなく、面談で聞かれそうなことなどを事前に教えてくれますので、その対策をすることが可能です。
もちろんアドバイスだってやってくれて、普通に応募するよりも内定獲得の可能性が高いです。
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まとめ|将来の不安をなくすためにも実務経験を積める企業を目指そう!
最後に要点をまとめて終わりにします。
エンジニアとして実務経験を積めなかった場合の末路は次のとおり
- 仕事がない状況となり自社で待機
- 給与がずっと上がらない
- 若い世代の下で働かないといけない
- 転職できない
ではエンジニアとして実務経験が積めていない仕事とは以下のとおりです。
- テスト(オペレーションだけ)
- 事務的な雑用業務
- 1人(少人数)での開発案件
- フレームワーク使わない仕事
エンジニアとして実務経験を積む方法は下記です。
- 実務経験を積める企業に就職する
- 副業してみる
- アルバイト
実務経験を積める企業の見極め方は下記のとおりです。
- プライム案件を持っているか
- 自社プロダクトを持っているか
- IT系資格取得に熱心な企業である
実務経験を積める企業に転職・就職する方法は次の4つ
- IT系の資格取得
- ポートフォリオを作ろう
- プログラミングスクールから転職
- IT系転職エージェント
エンジニアは年を重ねるにつれて、転職は厳しくなります。
ですが実務経験さえあれば、そのハードルも下がることは間違いありません。
なので、今現在、エンジニアとしての実務経験を積めてないのは非常に危険です。
とはいえ、今すぐに転職するのではなく、今のうちから実務経験が積めてかつ、あなたに合う企業を探しておくことをオススメします。
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