
「プログラマーの仕事はなくなる...」と聞きます。
プログラマーの将来性ってどうなの?
このまま目指してもいいのかな?
本記事を書いている僕は、過去にIT企業やWEB会社を経験し、現在はWEB系フリーランスとして活動中。
プログラマーの仕事は全てなくならない、というのが僕の意見です。
理由としては、プログラマー自身の判断やアイデアが必要とされる領域があるからです。
なので、今はまだプログラマーとして活躍していくことは可能です。
それにプログラマーはSEやプロジェクトマネージャーになるためには通るべき道です。
なので、積極的にプログラマーを目指せばOKです。
とはいえ、プログラマーの仕事が少しづつなくなっている感覚は否めません。

本記事ではプログラマーの仕事がなくなると言われる3つの脅威や、目指すべきキャリアについてお話していきます。
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1.プログラマーの仕事がなくなる理由(3つの脅威)
- プログラミング不要のツール・サービスの出現
- 開発のオフショア化|供給過多
- AIの出現
順に解説していきます。
1.プログラミング不要のツール・サービスの出現
既にプログラミングが不要でWEBサービスが作れる手法も生まれています。
その一例が「ノーコード(NoCode)」と呼ばれるプラットフォーム。
- Glide
- Adalo
- Bubble
- Airtableなど
その他「WordPress」や「wix」も、プログラミングを知らなくてもブログ/ホームページが作れますよね。
つまり、エンジニアに頼らずとも作りたいWEB上のサービスが作れてしまうんです。
具体的なサービス
具体的には、以下のようなアプリが「ノーコード(NoCode)」で作られ、市場に存在しています。
作り方は、ビジュアルプログラミングをイメージしてもらえるとわかりやすいです。
必要なプロパティ(メニューやボタン、一覧表示など)をマウス操作などで追加していくものなのでカンタンです。
ノーコード(NoCode)で作るメリットとデメリット
ノーコード(NoCode)で作るメリットは以下のとおり。
- プログラミングができなくてもWEBアプリ・サービスができる
- 仕上がりが早い
- 開発費用もそれほど掛かりません(「WordPress」は無料で使えます)
- コーディングしないのでバグがないなど...
とはいえ、こうした「NoCode」や「WordPress」などのツール(サービス)にもデメリットがあります。
ツール(サービス)で「実現できることと」「実現できないこと」があるということ。
作ったものの、独自の機能が実装できずに、100%の満足度とはいかないこともあります。
なので「WordPress」では、独自のサービスを作るためにプログラミングスキルのあるプログラマーに依頼することが多いです。
出典:レバテックフリーランス

2.開発のオフショア化|供給過多
プログラマーの仕事がなくなるというよりも、海外エンジニアに仕事が奪われるというものです。

なぜなら、海外のプログラマーの方が日本のプログラマーよりも「安い」単価で仕事をやってくれるからです。
同じ製品を作るのであれば、できるだけ安く済ませる方へ発注することは自然なことですよね。
クライアントから発注したいと思ってもらえるようになるには、製品に付加価値をつけ差別化を図らないといけません。

3.AIの出現
プログラムコードを自動生成してくれるAIサービスが生まれています。
例としては、OpenAIという企業が開発した「ChatGPT」というサービス(2023.2月時点ではまだ無料で使えます)。
「ChatGPT」は、対話形式で質問の内容に答えてくれるAIチャットサービスなんです。
「ChatGPT」を使って、以下のような質問をしてみました。
お問合せフォームをHTMLとBootstrapを使って作ってほしい。フォームは「名前」と「電話番号」、「お問合せ内容」と送信ボタンがあればよい。
すると返ってきた内容は上記のとおり。

で、上記のソースコードをそのままコピペしてみると、下記のような画面が出来ました!
でも、bootstrap5のcssを読み込めないってことで、レイアウトが崩れています。

これすごいですよね!

以上、プログラマーの仕事がなくなる理由(3つの脅威)について解説しました。
では次節、上記3つの脅威から見えた、プログラマーのなくなる仕事について深掘りしていきます。
2.プログラマーのなくなる仕事とは
- プログラミング設計書作成
- コーディング作業
- テスト実施
プログラマーの仕事のうち、なくなってしまう仕事は上記3つ。
順に解説していきます。
1.プログラミング設計書
ソースコードから設計書を自動で作ることは可能です。
そのしくみは、ソースコードに書いてあるコメントを読み込んで、ドキュメント化していくというもの。
「Doxygen」というオープンソースが有名です。

設計書とソースコードの相違問題も防げそうですね。
2.コーディング
前述したように「ChatGPT」や「ノーコード」が有能過ぎです。
プログラミングが知らなくても、カンタンにWebページなど作れてしまいます。
とはいえ、若干のミスや間違い、使いたい機能がないといった問題はあります。
なので、そこはプログラマーがチェックしたり、改修(改造)することが必要です。

3.テスト
テストの自動化支援ツールもたくさん出てきています。
「T-DASH」や「Jenkins」などですね。
やりたいテスト項目さえ決め設定しておけば、その通りにテストをやってくれます。
また、実施内容や結果をスクリーンショットとして保存してくれます。
以上、プログラマーがなくなるであろう仕事です。
では次節、将来的になくならないプログラマーの仕事について解決します。
3.将来的になくならないプログラマーの仕事とは
将来的になくならないプログラマーの仕事は以下のとおり。
- 品質チェック(検品)
AIなどの自動化支援ツールを使っても、まだミスや誤りなどの不備はあります。
なので、成果物をチェックし確認することが必要です。
その上で、不備を修正したり、独自の機能を追加実装することがプログラマーには求められます。
では最後に、現在のAIなど自動ツールでできることや、将来のAIについて少しだけ触れていきます。
4.AIなど自動ツールにできることやAIの将来性について
- 現在の自動化ツールにできること
- 未来のAI
現在の自動化ツールにできること
製品を早くかつ、高品質に仕上げるための補助的な役割です。
現在のAIは、人間がかき集めてきた膨大なデータをもとに、最適なパターンを選ばせることしかできない仕組みです。
人間では不可能に近い(もしくは時間がかかり非効率な)仕事をやってくれるだけ、ということに過ぎません。
ですから、AIがした仕事の妥当性はAIでは判断できません。
人間、すなわちプログラマーなどのエンジニアの検証が必要なのです。

現在のAIは、人間(プログラマー)の仕事をサポートする、機械的な反応しかしないシステムだということです。
未来のAI
おそらく、プログラマーの仕事がなくなるのは「未来のAI」が開発された時です。
想像して欲しいのは「ドラえもん」です。
現在のAIと何が違うかというと、相手(人間)の心理や気持ちを読み取ることができるのです。
要するに「知性」を持ちます。
例えば「ドラえもん」はのび太が泣いて帰ってきたときに、誰にいじめられてどんな道具を貸せば良いか分かっています。
「ドラえもん」のような「知性」をもつAIロボットが開発されたら、AIはもう人間の存在は邪魔ですよね。
なぜなら、自分たちは人間に支配されていることに気づきますから「ターミネーター」のように、人間を滅ぼす存在になるかも...
また、AIが自分より優れたAIを自身で作ったりと人間の思考を超えていくことも...
もはやSFの世界ですから、想像がつきませんよね。
ですが、「ドラえもん」のような「知性」をもつAIの開発や実用化は、まだまだ先の話です。
話は戻しますが、現在のAIでは、プログラマーの仕事は全て奪われません。
人間の仕事をサポートするだけの、人間が楽して仕事するための有能なシステムというものです。
5.目指すべきキャリアはSE
プログラマーのままでいては、AIなどのサービス/ツールに仕事を奪われるのは確実です。
ですから、ゆくゆくはプログラマーの上位であるシステムエンジニア(以下SE)を目指しましょう。
SEを目指す
SEであれば、AIに奪われる仕事は今のところ見当たりません。
≫SEの仕事が将来なくなるって本当!?|生き残るための将来設計
具体的に言うと、SEの作る外部設計書というのは、クライアントとの打ち合わせからできるもの。
人間の表情や感情を読み取ったりするコミュニケーションは、AIでは不可能です。
SEともなればAIに奪われる仕事もないですから、長くITエンジニアとしても活躍可能です。
関連記事【プログラマーとSEの違い】仕事・年収・求められるスキルを解説!【経験談】

≫システムエンジニアに必要なスキルと身に付け方|プログラミングは必要!
アイデアや創造を生み出すのは人間でしかできない
前述したように、現在のAIは人間が過去の経験から作り上げた膨大なデータからの取捨選択しかできません。
要するに経験則ありきで、AIが動いているのです。
しかし、これまでにないアイデアや創造を生み出すのは人間でしかできません。
たとえば「テレビ」というモノや「ウーバーイーツ」というサービスは人間のアイデアから生まれたものです。
同じようにクライアントの悩みを解決していく手段は、人間でないと創造することはできません。
そうした意味からも、クライアントに近い位置で仕事をするSEを目指すべきです。
まとめ|まずはプログラマーを目指そう
最後に要点をまとめて終わりにします。
プログラマーの仕事のうち、なくなる仕事は以下のとおり。
- プログラミング設計書作成
- コーディング作業
- テスト実施
プログラマーの仕事は製品(納品物)チェックくらいになってしまいます。
とはいえ今のAIでは上記のことはまだできないので、当分はプログラマーとして活躍できます。
とはいえ、いつまでもプログラマーのままでいては、プログラマー自体の存在も危ぶまれます。
ですから、上位のSEといったエンジニアを目指すことでIT技術の分野で長く活躍できます。
まずは、ITエンジニアの最初のステップであるプログラマーからスタートしましょう。
まとめプログラマーになるには?|僕の失敗と反省を暴露!それを活かし活躍できるプログラマーになろう!
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プログラマーになるには?|僕の失敗と反省を暴露!それを活かし活躍できるプログラマーになろう!
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