基本情報技術者試験は試験範囲が広すぎ...
限られた時間で全分野勉強できるか不安...
一体、何年分の過去問を解けばよいのだろうか?
結論を言うと、過去問の対策は3年分(6回分)でOK。
実際に僕は働きながら、3年分を対策し合格をしています。
基本情報技術者試験は、同じテーマの問題が何度も出題されているのはご存知でしょうか?
闇雲に過去問を解きまくっても、あまり出題されないテーマだったりすると勉強時間がもったいないです。
この記事では、基本情報技術者試験対策は3年分で十分だという理由を解説。
また、過去の午前試験の過去問からさらによく出る問題を調査しランキング化しご紹介しています。
このよく出る問題をきちんと押さえることで、効率的な試験対策ができますよ。
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1.基本情報技術者試験対策|過去問3年分(6回分)で十分だという理由
- 同じテーマは繰り返し出題されている傾向がある
- 繰り返し学習できる量だから
- 最新のシラバスの沿っているから
順に解説します。
1.同じテーマは繰り返し出題されている傾向がある
冒頭でもお話しましたが、基本情報技術者試験は同じテーマが繰り返し出題されています。
午前試験(平成31年春季データ)において調べてみたところ、過去問と同じテーマの問題が出題される割合はなんと6割以上。
問題数は全80問ですから、50問ほどが繰り返し出題されているという計算ですね。
合格のボーダーは6割以上なので、この繰り返し出されているテーマに絞り込んで学習すれば、合格の可能性は非常に高くなります。
2.繰り返し学習できる量だから
働きながら学習する方など、学習時間に余裕がない方もいらっしゃるでしょう。
そうした方が、学習したことをしっかりと頭にインプットするためにも、過去問は3年分で十分です。
実際に僕は働きながら学習し、当初はさまざまな問題に解きまくりました。
ですが、数日たって同じ問題に取り組もうとすると解けないんです。
つまり、学習したことがしっかりと頭にインプットされていなかったんです。
むやみに膨大な量の問題に取り組むのは大変非効率です。
せっかくの学習が無駄とまでは言いませんが、実になっていないのがもったいない。
なので、学習したことはしっかりと頭にインプットすることが大事。
そのためにも繰り返し学習することは必須で、時間が限られる中での学習量は過去問3年分です。
また、一つの問題で学習できることも多いです。
(正答以外の)他の選択肢の意味など調べていると、それなりに時間は必要です。
3.最新のシラバスの沿っているから
シラバスとは、カンタンにいえば試験(基本情報技術者)の出題範囲(試験バージョン)のこと。
(2023年よりVer.8.0になります)
古いシラバスの過去問による対策では、無駄な学習や学習不足になる可能性もあります。
以上、基本情報技術者試験の過去問対策は3年(6回分)でOKだという理由について解説しました。
では次節、合格には欠かせない頻出テーマ(過去問)についてご紹介していきます。
2.基本情報技術者試験(午前)のよく出る過去問を厳選し解説!
これから午前問題の過去問の中でも、特によく出ているテーマの問題をランキング形式で紹介します。
対象の過去問:平成21年(春季)から平成31年(春季)
下記、分野別にまとめました。
- テクノロジ系
- マネジメント系
- ストラテジ系
テクノロジ系
平成31年春季「テクノロジ系」については全50問中、7割程度(35問程度)が過去問と同テーマの問題が出題されています。
「テクノロジ系」は、出題数が他のテーマ(マネジメント、ストラテジ)に比べて多いのが特徴。
ですが、「テクノロジ系」は文系出身の方や初心者にとっては、技術的なことや計算問題、数学的能力も問われますからなかなかとっつきにくいところ。
しかし、あれもこれもと勉強していくよりも、まずは以下紹介するよく出る問題を重点的に対策することが、無駄な労力を防ぎ効率よく勉強することにつながります!
さて、テクノロジ系では以下のテーマがよく出ます。
1位.稼働率
2位.論理回路図
3位.LAN間接続装置
4位.SQL(SELECT文)
5位.データ伝送時間
6位.MIPSの計算
7位.再帰関数
8位.トランザクション処理
実際の過去問を交え一つづつ紹介していきます。
1位.稼働率
稼働率のテーマに関する問題は、これまで約18回の出題がありました。
実際に出題された稼働率に関する問題例と解答、その解説を以下に紹介しています。
2つのポイントを押さえておくことで、簡単に解答できますよ!
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2位.論理回路図
論理回路図のテーマに関する問題は、これまで約16回の出題がありました。
実際に出題された論理回路図に関する問題例と解答、その解説を以下に紹介しています。
たった3つのことを覚え、検証するだけで解ける!!
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3位.LAN間接続装置
LAN間接続装置のテーマに関する問題は、これまで約16回の出題がありました。
実際に出題されたLAN間接続装置に関する問題例と解答、その解説を以下に紹介します。
4つの装置の役割を覚えればOKです!
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4位.SQL(SELECT文)
SQL(SELECT)のテーマに関する問題は、これまで約13回の出題がありました。
実際に出題されたSQL(SELECT)に関する問題例と解答、その解説を以下に紹介します。
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5位.データ伝送時間
データ伝送のテーマに関する問題は、これまで13回の出題がありました。
実際に出題されたデータ伝送に関する問題例と解答、その解説を以下に紹介します。
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6位.MIPSの計算
MIPSのテーマに関する問題は、これまで約10回の出題がありました。
実際に出題されたMIPSに関する問題例と解答、その解説を以下に紹介します。
「MIPS」の意味はもちろん!クロック周波数についても覚えておきたい!!
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7位.再帰関数
再帰関数のテーマに関する問題は、これまで約10回の出題がありました。
実際に出題された再帰関数に関する問題例と解答、その解説を以下に紹介します。
関数と聞いて心配しなくて大丈夫!簡単ですから!!
大事なことは、自分で値を入れて検証するだけ!
実際に再帰関数を使ったコーディング例も紹介しています。
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8位.トランザクション処理
トランザクション処理のテーマに関する問題は、これまで約8回の出題がありました。
実際に出題されたトランザクション処理に関する問題例と解答、その解説を以下に紹介します。
データベース障害における、2つの復旧方法を図解で解説しています!
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以上、テクノロジ系における頻出問題でした。
そのほか、テクノロジ系はDRAM、キャッシュメモリや割り込みなどといったテーマも頻出です。
上記紹介したテーマの勉強を終えた後、時間に余裕があれば対策すると良いでしょう。
マネジメント系
平成31年春季「マネジメント系」については全10問中、8割程度(8問程度)も過去問と同テーマの問題が出題されています!
出題数自体は少ないものの、過去テーマからの頻出が多いので要チェックです!!
さて、マネジメント系では以下のテーマが頻出です。
1位.アローダイアグラム
2位.工数計算
3位.WBS
4位.ファンクションポイント
実際の過去問を交え一つづつ紹介していきます。
1位.アローダイアグラム
アローダイアグラムのテーマに関する問題は、これまで約18回の出題がありました。
実際に出題されたアローダイアグラムに関する問題例と解答、その解説を以下に紹介します。
テクノロジ系でも特に頻出です!
ですから確実にマスターしておきたいです。
その解放を教えます♪
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2位.工数計算
工数計算のテーマに関する問題は、これまで約13回の出題がありました。
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3位.WBS
WBSのテーマに関する問題は、これまで約9回の出題がありました。
実際に出題されたWBSに関する問題例と解答、その解説を以下に紹介します。
難しくない!
しくみや目的やメリットを押さえておけばOK!
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4位.ファンクションポイント
ファンクションポイントのテーマに関する問題は、これまで約9回の出題がありました。
実際に出題されたファンクションポイントに関する問題例と解答、その解説を以下に紹介します。
出題パターンはたった3つ!
この3つの詳しい解説やポイントも掲載していますので、ぜひ読んでマスターしてくださいね!
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そのほか、マネジメント系はシステム監査人、インシデント管理、パレート図などといったテーマも頻出です。
上記紹介したテーマの勉強を終えた後、時間に余裕があれば対策すると良いでしょう。
ストラテジ系
平成31年春季「ストラテジ系」については全20問中、5割程度(10問程度)が過去問と同テーマの問題が出題されています!
約半分もの問題が過去問と同テーマなので、必ず押さえて得点しましょうね!
さて、ストラテジ系では以下のテーマが頻出です。
1位.著作権
2位.エンタープライズアーキテクチャ
3位.プロダクトライフサイクル
4位.SOA
5位.RFID
実際の過去問を交え一つづつ紹介していきます。
1位.著作権
著作権のテーマに関する問題は、これまで約11回の出題がありました。
実際に出題された著作権に関する問題例と解答、その解説を以下に紹介します。
著作権の帰属先を問う問題、保護範囲を問う問題が多いです!
上記2つの出題パターンを詳しく解説し、わかりやすようにポイントをまとめました。
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【基本情報技術者試験の著作権の問題】帰属先と保護範囲はよく出る!ポイントを押さえておけば解けるものばかり!!
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2位.エンタープライズアーキテクチャ
エンタープライズアーキテクチャ(EA)のテーマに関する問題は、これまで約10回の出題がありました。
実際に出題されたEAに関する問題例と解答、その解説を以下に紹介します。
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3位.プロダクトライフサイクル
プロダクトライフサイクルのテーマに関する問題は、これまで約9回の出題がありました。
実際に出題されたプロダクトライフサイクルに関する問題例と、その解説を以下に紹介します。
導入期から衰退期までの特徴や戦略をまとめました。
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4位.SOA
SOAのテーマに関する問題は、これまで約8回の出題がありました。
「SOAを説明したものはどれか...」という問題がほとんどです。
SOAの意味が分かれば解答できるものなので、しっかり理解しておいてくださいね。
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5位.RFID
RFIDのテーマに関する問題は、これまで約7回の出題がありました。
RFIDの基本的な意味や、特徴・用途を押さえれば得点できます。
攻略のためのポイントをまとめています。
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近年、ビッグデータやIoT、ブロックチェーンといった最新技術を問うテーマからの出題もあります。
そういったテーマは過去問での対策は難しいので、日頃からIT技術に関するニュースなどにも関心を持つことが必要です。
次節、その対策を解説します。
3.最新のIT技術に関する問題への対策
最新のIT技術に関する出題への対応は、日々ニュースなどから得ることで可能です。
「基本情報技術者試験」は過去問からの出題が約6割であるため、過去問による対策はとても効果のある勉強です。
しかし、最新のIT技術に関しては、過去問対策では勉強しきれないものがあります。
例えば、AIやビッグデータ、IoT、ブロックチェーンといった最新技術を問うテーマからの出題もあります。
また、今後のステップアップである「応用情報技術者試験」での学習にも効果的です。
まとめ
基本情報技術者試験対策は、過去問3年分(6回分)で十分。
理由は以下のとおり。
- 同じテーマは繰り返し出題されている傾向がある
- 繰り返し学習できる量だから
- 最新のシラバスの沿っているから
「基本情報技術者試験」午前問題の頻出過去問を紹介しました。
- テクノロジ系
- マネジメント系
- ストラテジ系
「基本情報技術者試験の勉強は、過去問を対策することで合格を掴める!」といっても過言ではありません。
しかし、膨大な範囲を時間が限られている中で勉強するには、過去問の中でもまずは頻出問題から行うのが効率が良いです。
まずは、ここで紹介した問題を中心に勉強し、時間的に余裕があれば他のテーマの勉強をするのも良いでしょう。
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