ITパスポートの学習に参考書はいらない?
過去問だけで十分学習できるよね。
結論を言うと、参考書がなくてもITパスポートの学習はできます。
そして合格することも可能です。
しかし、ないよりはあった方が良いというのが僕の考え。
なぜなら、過去問の解説で不十分なところなど、参考書で補完しより理解を深めることができます。
本記事では、ITパスポートの学習で参考書はいらないと言われる理由、参考書を使うメリット・デメリット、選び方などをご紹介。
参考書を使った合格率アップする方法なども解説します。
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1.ITパスポートの学習で参考書はいらないと言われる理由
- 過去問サイトや書籍が有能
- Youtube動画解説で十分
- ある程度の知識や経験がある
上記解説していきます。
1.過去問サイトや書籍が有能
Webサイトでは「過去問道場」が有名です。
これまでの過去問を全て掲載し、解説も丁寧でわかりやすくなっています。
受講生同士のコミュニティ「掲示板」もあって、わからないところや悩み相談としても活用できるんです。
また、過去問に挑めば「段位」というランキングも上がって、学習のモチベ向上に役立ちます。
2.Youtube動画解説で十分
過去問の解説動画や、参考書的な動画がタダ(無料)で見られるんです。
参考書的な動画ですと、聞き流しで学ぶことも可能です。
おすすめは「ITすきま教室」というYoutubeチャンネル。
ちなみにWebサイトはこちら👉≫ITすきま教室
綺麗なおねえさんの解説はすごくわかりやすく、ずっと聴いていたくなりますよ。
3.ある程度の知識や経験がある
- 簿記の資格学習の経験がある
- 経営や財務、法律関連の仕事の経験があるなど
ITパスポートの試験範囲はテクノロジ、マネジメント、ストラテジです。
何らかの形で、関連分野に携わっていれば過去問だけでも大丈夫かもです。
以上、ITパスポートの学習で参考書はいらないと言われる理由についてご紹介しました。
とはいえ、参考書は必要だと言う声もあるのも事実。
次節では、参考書が必要だと言う理由について解説していきます。
2.ITパスポートの学習には参考書が必要だという理由
- 広く・深く調べられるから
- メモれるから
- 過去問にないことを学べる
順に解説します。
1.広く・深く調べられるから
過去問の解説も詳しいとはいえ、参考書のそれとは大きな差があります。
なので、過去問の解説で理解できなくとも、参考書を見れば解決することも多いです。
過去問はあくまで過去問を出題することがメインなんです。
詳しく解説することがメインの参考書には敵いません。
例えば、過去問に「データベースの正規化の目的」を問う問題があったとします。
多くの過去問の解説は「正規化の目的とは..です」と出題内容にピンポイントとなる解説をしています。
これはこれでOKなんです。
でも参考書では、正規化の目的、なぜそれが必要なのか背景を解説したり、外部キーといった関連語まで幅広く解説しています。
さらには、正規化の手順を図式化して解説しています。
過去問と参考書では、解説のボリュームが違うんです。
とはいえ、ググればいいじゃないかと言う意見もあります。
でもググるとその結果がたくさん出てきて、解説の仕方もいろいろです。
どれを信用すれば良いか迷います。
なので、出所や著者がわかる参考書であれば、その通りに学習するだけで正しい知識が得られます。
2.メモれるから
参考書があれば、学習の際の手助けになります。
- 過去問で間違えたり悩んだテーマをチェックできる
- 過去問の出題実績を書けるなど
3.過去問にないことを学べる
本での勉強方法では過去問で出てこなかった内容などを勉強する必要がある。過去問に載っていなくても試験には普通に出てくるのでまんべんなく覚えることが重要と考える。
引用:qiita
上記は、ITパスポートを参考書も使って、合格した方の記事の一部です。
過去問における対策をしていても、それだけでは対応しきれない部分があります。
そうした部分を参考書で補っていくしかないんです。
過去問対策は、合格を手っ取り早く掴むための効率の良い学習です。
ですが、必ず合格するとは限りません。
より合格の可能性を高めるためにも、参考書も合わせて学習していく必要があるんです。
以上、ITパスポートの学習には参考書が必要だという理由をご紹介しました。
3.ITパスポートの学習に参考書を使うのか独自アンケート調査
上記は、ITパスポートの対策方法を独自にアンケートをした結果です。
- 過去問対策だけと言う方が40%
- 参考書(テキスト)も併用する方が60%
当初、参考書(テキスト)を併用する方が圧倒的に多いと思っていました。
が、以外にも過去問だけという方も多いです。
4.ITパスポートの学習で参考書を使うメリット・デメリット
メリット | デメリット |
・過去問集にはない情報が得られる ・すぐ調べられる |
・実践力強化につながらない ・お金が掛かる ・持ち運びに不便 ・全部読もうとする ・分厚くて萎える |
メリットよりもデメリットが多いです。
ですが、試験に受かることが大前提です。
そうした意味では、過去問集にはない情報を補完できることは大変大きなメリットです。
唯一のデメリット!参考書では実践力強化につながらない
スポーツでも練習だけやっていても力はついていきません。
ITパスポートも同じで、実践力の強化をしていくなら過去問に取り組むことは必須です。
その他のデメリットの部分については、合否にはさほど関係ありません。
強いて言うのなら、試験までの残りの期間を考えて参考書と向き合うべきですね。
下記ITパスポートに合格した方も、のちにこのことを反省しています。
私は2ヶ月後に試験だったのでまず、最初の1ヶ月は購入した参考書を1周することにしました。1ヶ月で1周するだけなので通勤時間や寝る前の時間をつかいゆっくり読み進めましたが、1ヶ月はゆっくり読みすぎたと反省しています。
引用:qiita
参考書は高々1000円から2000円ほど。
その投資をケチるほどのことでもありません。
ITパスポートを保有していれば、さまざまな恩恵が得られます。
≫「200」これなんの数字?ITパスポートは意味ないゴミ資格ではなかった!
また、無理に外に持ち出さなくても、外出時はスマホを使ってWebによる学習ができます。
参考書は分厚いですし、持ち出しには向いていません。
5.ITパスポートの学習で参考書がいらない人
- 関連の仕事や簿記など関連資格を学習したことがある方
- 試験までに時間がない方
順に解説します。
1.関連の仕事や簿記など関連資格を学習したことがある方
ITパスポートの出題範囲は、テクノロジ、マネジメント、ストラテジです。
これらの(学習)や実務で経験がある方は、過去問だけで学習ができるかもしれません。
ですが、全ての範囲の(学習)や経験はしていないと思います。
未経験の部分の知識を得ておくためにも、やはり参考書があると良いです。
2.試験までに時間がない方
- 仕事が忙しく学習時間の確保が難しい
- 試験日までに時間がない方など
時間との戦いなので、なるべく全ての範囲を網羅し学習しておきたいです。
そのため、参考書を読んでいるよりも、過去問の解説で学ぶ方が効率は良いです。
その際には、きちんと他の選択肢の解説も読んでおきましょう。
本試験では、正答がわからなくても消去法で解答できるようにしておきたいですね。
6.ITパスポートの学習で使う参考書の選び方
- わかりやすいもの
- 最新のシラバスであること
最近の参考書はどれも有能なものばかりで、買うにも迷ってしまいます。
なので、まずは最初に過去問に取り組んでみてください。
その中で、間違えた問題、分からなかった/迷った問題やテーマについて、わかりやすく解説していると思ったものを選べばOK。
参考書って好みにも左右されます。
下記にご紹介する参考書を、一度手に取ってみてくださいね。
ITパスポートのおすすめな参考書
ITパスポートの基礎が学べる本オススメ! | いちばんやさしいITパスポート | イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生のITパスポート教室 | キタミ式イラストIT塾 ITパスポート | |
特徴 | Youtube「ITすきま教室」との相性抜群! | ・赤シートを使って用語を覚えられる ・重要ポイントがわかる |
参考書&問題集のオールインワン | イラストが豊富で内容が理解しやすい |
価格(税込) | 1,496円 | 1,738円 | 1,738円 | 2,178円 |
ページ数 | 256ページ | 512ページ | 456ページ | 488ページ |
(2023年2月調べ)
それぞれのおすすめな方は下記のとおりです。
- Youtube動画+本のセットで理解度アップしたい方は「ITパスポートの基礎が学べる本」。
- 時間がなく、重要ポイントだけやりたいなと言う方は「いちばんやさしいITパスポート」。
- 文字でなくイラストで解説してほしい方は「キタミ式イラストIT塾 ITパスポート」。
- 1冊で問題と参考書を兼用したい方は「イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生のITパスポート教室」ですね。
キタミ式イラストIT塾 ITパスポート 令和05年 [ きたみ りゅうじ ]
もらったものや古い参考書は注意|シラバスを要チェック
ITパスポート試験の内容や範囲はたびたび変わります。
試験の内容や範囲を「シラバス」といって、Ver.xxと表します。
流行りや時代の流れもあって、試験内容もバージョンアップされるんです。
(2023年2月時点の最新シラバスはVer6.0)
古いシラバスの参考書は、最新の試験への対応ができていないので、きちんとした学習ができません。
IPAのシラバスを確認し、最新のシラバスに対応した参考書か確認しましょう。
では次節、ITパスポートの学習で参考書を使った学習方法について解説していきます。
7.ITパスポートの学習で参考書を使った効率的な学習方法|合格率アップ
- まず過去問に挑む
- 間違ったところは過去問の解説を読む
- 過去問の解説でわからないなら参考書を使う
上記のような流れで学習をしていきます。
順に解説します。
1.まずは過去問に挑む
もちろん、参考書などみてはいけません。
本試験のような感じで時間を計り、最新の過去問に取り組みましょう。
取り合えず、あなた自身の現時点でのレベルを知っておくことが大事。
できるところや、できないところを洗い出します。
2.間違ったところは過去問の解説を読む
過去問に取り組んだあとは答え合わせです。
間違ったところや、迷ったところはまずは過去問の解説を読んで理解します。
当然ですが、(正解以外の)他の選択肢の意味もしておきます。
しかし、過去問の解説では物足りない時や、理解できないこともあるでしょう。
そんな時に参考書を使用します。
3.過去問の解説でわからないなら参考書を使う
過去問の解説に対する「補完」をします。
参考書であればより詳しく書かれているので、それをよく読んで理解します。
また、出題実績や間違ったところをチェックしておきましょう。
重要ポイントであることを把握でき、あとから再学習しやすいです。
まとめ〜まずは過去問道場に取り組んでから決めてもOK
最後に要点をまとめて終わりにします。
ITパスポート試験学習で参考書はいらないと言われる理由は以下のとおり
- 過去問サイトが有能
- Youtube動画解説で十分
- ある程度の知識や経験がある
参考書は必要だという意見はこちら
- 広く・深く調べられるから
- メモれるから
- 過去問にないことを学べる
参考書を使うメリット・デメリットは以下のとおり
メリット | デメリット |
・過去問集にはない情報が得られる ・すぐ調べられる |
・実践力強化につながらない ・お金が掛かる ・持ち運びに不便 ・全部読もうとする ・分厚くて萎える |
ITパスポートの学習で参考書がいらない人はこんな人
- 仕事が忙しく学習時間の確保が難しい
- 試験日までに時間がない方など
過去問だけに集中し、広く浅く学習した方が効率は良さそうです。
ITパスポートの参考書の選び方は、一度手にしてあなたがわかりやすいと思ったものを選べばOKです。
それを判断するために、事前に過去問道場などで問題に取り組んでみてください。
当記事が、あなたのITパスポート合格を勝ち取れるキッカケになれば幸いです。
陰ながら応援しています!
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