WEB系のプログラマーになりたいです。
ですが、WEBプログラマーの仕事内容について具体的に何をするのかがよく分かりません。
WEBプログラマーになるために必要なことや「やりがい」「つらい」ことなどがあれば教えて欲しいです!
本記事の内容
- WEB系プログラマーの仕事内容
- WEBプログラマーになるには
- 必要な知識・スキル
- やりがいや辛いところ(経験談)
この記事を書いている僕は、過去にIT企業やWEB会社に勤務し、現在はWEBフリーランスとして活動中。
WEBプログラマーの仕事内容は、様々なプログラミング言語を使って、インターネット上のサービス(WEBサービス)を作ります。
SNSやECサイト(ショッピングサイト)といったパソコンやスマホなどで使われるものを作るお仕事です。
本業としてはもちろん、自宅にいながら副業などでも稼いでいけますからぜひオススメです!
この記事は、WEBプログラマーの仕事内容やなり方、必要な知識などをお伝えしていきます。
記事後半では、WEBプログラマーの「やりがい」や「辛いところ」なども僕の経験からお伝えしていきます。
1.WEB系プログラマーの仕事内容
WEB系プログラマーの仕事内容は以下の通りです。
- クライアント(お客さん)の要望を聞いて設計概略をまとめる
- コーディング
- テスト
- 検収&納品
関連プログラマーの仕事内容を実体験から解説!コーディングだけが重要ではない!!
1.クライアント(お客さん)の要望を聞いて設計書などにまとめる
まず、クライアント(お客さん)がWEB上でやりたいことをまとめていきます。
例えば、
(クライアント)
これまで紙面でやりとりしていた契約書などを、パソコンやスマホでやっていきたいなぁ。
そうなれば、ユーザーもいちいち契約書などを取りにこなくても済むし、、、
送付手続きも簡略されてコスト削減にもつながる!
クライアントのやりたいことが決まれば、以下のように細かな仕様を決めて仕様書に落とし込んでいくだけです。
- 画面・帳票設計
- 画面フォームの内容
- 画面遷移図
- 補足資料など
上記仕様書はあくまで僕の会社の例で、あまりガチガチに決まった仕様書や様式はありませんでした。
(大きなIT企業だと大規模サイトを作ることもありますから、様式が決まっているところもあります)
大事なことは、クライアントにとって全体概略が目に見えてわかりやすいものであればすごくイメージしやすいものを作るということです。
逆に文字だらけの仕様書だと、クライアントがそれを読んでも理解し辛く、機能の漏れなどの原因となりますよ。
クライアントの要望をまとめる仕事は、割と大きな会社だとマネージャー(システムエンジニアやWEBディレクターなど)が行います。
ですから、WEBプログラマーは後述する「コーディング」以降が主な仕事です。
2.コーディング
WEBプログラマーの本業であり、腕が試されるところです。
前述した仕様書をクライアントに見てもらい、承認されれば実際にコーディング作業に取り掛かります。
サーバーサイドの開発
まず、WEBサイトを作る際にはプログラミング言語は欠かせません。
以下、サーバーサイド(サーバー上で動作する)のアプリ制作で必要となる言語の一例です。
- PHP
- Ruby
- Pythonなど
どの言語も一長一短があります。
ですから、作るサイトの規模や内容によって使う言語を選定する必要があります。
例えば大規模サイト製作であれば、チーム開発ともなるのでフレームワーク(Ruby on Rails)を利用した「Ruby」です。
WEB上で誰でも使えるサービスですから、セキュリティ機能についても実装しておかないといけません。
また、表示スピードなどレスポンスを考えて作らないとクレームとなりますよ。
フロントエンドの開発
WEBサービスはユーザーがスマホなど画面操作により行っていくもの。
ですから、画面の製作も必要です。
以下、画面制作で必要となる言語の一例です。
- HTML
- CSS
- Javascript(jQuery)など
多くの場合、WEBデザイナーが作ったデザインをもとにしてWEBプログラマーが製作していきます。
画面の骨組みとなるHTML、それを装飾するCSSと画面上で動き(マウスオンでポップアップなど)をつけるためにJavascriptも使います。
また、現在ではウェブレスポンシブデザインが主流です。
なので「BootStrap」などのフレームワークも使用しながら画面製作していきます。
最近のスマホサイズは様々です。
ですから、全種類のスマホできちんと表示されるような対応も必要です。
特にIEなど、レンダリングエンジンが特殊なものは崩れてしまい直すのに苦労しました。
3.テスト
コーディングが終われば、実際に動作テストをしていきます。
ユーザーが入力しそうな様々なデータを投入し、不具合がないかをチェックしていきます。
「十分なテストをやったから大丈夫だ!」
と思っていても、案外バグが発生するものです。
なので、設計書を見ながら、入力フォームの入力パターンを全て洗い出しする作業から始めます。
例えば、メールアドレスの入力フォームであれば、
「@」がなかった場合
「@以降がメールアドレス形式ではなかった場合」
「正常のメールアドレスの場合」
のテスト項目を挙げて、実際に入力してエラーが出るか、正常に動作するかを確認するのです。
テストは時間がかかり面倒ですけど、すごく重要です。
クライアント(お客さん)が触ってから不具合が出ると、きちんと確認していないんじゃないかと思われ、信頼性を損なうことにもなりかねません。
また、WEBサービスが多く使われる時期なども考慮し、負荷テストなど十分に行っておく必要もあります。
4.検収&納品
テストが終われば、クライアントに見てもらいます。
画面デザインや、動作確認など入念に研修作業が行われます。
よくあるのが、納品間近になってクライアントからの仕様変更の依頼です。
変更の程度にもよりますが、簡単に直せるものであれば無料で直したりもしますよ。
2.WEBプログラマーになるには
WEBプログラマーになるには、以下3つのパターンがあります。
- 新卒入社でIT企業などWEB製作している会社に入社する
- 独学で勉強しWEB会社などに転職する
- 転職サポート付きのプログラミングスクールに通う
1.新卒入社でIT企業などWEB製作している会社に入社する
まず一つ目のなり方は、現在学生などの方であれば、新卒入社でWEBプログラマーになれます。
新卒入社の強みは未経験でもOKなところです。
新卒であればプログラミング経験なしでもやる気と向上心さえあれば入社することが可能なのです。
事実、僕も未経験からIT企業に入社しました。
周りの同期も8割は未経験入社で、現在でもITエンジニアとして活躍しています!
ですから、学生であればプログラマーになるハードルが低い(というか無いに等しい)新卒入社をオススメします!
下記で、IT企業に強い無料で利用できるエージェントサービスを紹介しています!
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2.独学で勉強しWEB会社に就職する
二つ目は、独学でWEBプログラミングを学んで、その後WEB会社へ就職する方法です。
未経験でWEB会社などに中途入社するには、やはり経験や実績が評価されます。
ですから、あらかじめ独学でプログラミングを学んでおき、WEB会社の中途採用などに応募する流れになります。
独学するにも、必要なものはあまりありませんし、十分に学習することは可能です。
≫プログラミング独学の始め方から稼ぐ方法まで|やってはいけない勉強法もご紹介
とはいえ、未経験からの独学は「挫折」がつきものです。
途中断念していては非常にもったいないので、独学に自信のない方は次節の「プログラミングスクール」の利用をオススメします。
3.転職サポート付きのプログラミングスクールに通う
三つ目。
「転職サポート付きのプログラミングスクール」を使うと、スクールでプログラミングを学んだ後の転職をサポートしてくれます。
前述した新卒以外の方がIT企業に入社したいと思っても、年齢とともにそのハードルは高くなるんです。
何度もいいますが、転職ともなるとWEB(IT)に携わった経験や実績が問われるのです。
未経験であれば、新卒でない限りIT業界の転職は厳しいのが現状です。
なので、「転職サポート付きのプログラミングスクール」であれば、IT企業への転職のハードルも下げることができるのです。
スクールには、キャリアカウンセラーがいて、個々の生徒の希望や特性にあった企業を探してくれます。
初めての転職にありがちな、面接対策や職務経歴書作成のアドバイスもしてくれるので安心感がありますよね!
万が一、転職できなかったら受講料全額返金するスクールもあるぐらいです。
以下リンクで「転職サポート付きのプログラミングスクール」を紹介しています。ぜひ活用してくださいね!
3.必要な知識・スキル
WEB業界に必要な知識は幅広いIT知識です。
プログラミングはもちろん、ネットワークやインターネット、セキュリティ、サーバーなどの知識やスキルです。
まず、プログラミングスキルはコーディングするのに絶対的に必要です。
さらにセキュリティ知識がないと、脆弱なWEBサイトとなってしまい、企業に多大なダメージを与えてしまいます。
サーバーやネットワーク知識は、クライアントのWEBサービスを十分に運用できるインフラを整備しなければなりません。
ですから、費用対効果が見込めるようなものでないと、クライアントにとって無駄な費用となりますから顧客満足度を得られません。
このようにWEBプログラマーにとって必要な知識やスキルはたくさんあり、どれも奥深く難解ともなります。
なので、僕がオススメするのは「基本情報技術者試験」という資格を取得することです。
「基本情報技術者試験」は、WEB業界に必要な幅広いIT知識を学習できますし、多くのメリットがあります。
関連【プログラマーが資格を持つことで得られるメリット3つ】学生のうちから取得すれば効果最大!
プログラマー向けの資格試験でもありますから、難易度もそんなに高くはありませんよ。
WEBプログラマーとしての知識習得には最適な資格試験ですからぜひ取得しておきましょうね!
関連【基本情報技術者試験の難易度や合格率】他の試験と比較し解説します!
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4.やりがいや辛いところ(経験談)
WEBプログラマーとしての「やりがい」と「辛いところ」を僕の経験から解説していきます。
やりがい(色んな技術を学べる!)
とにかく、色んなプログラミング言語やサーバーに関する知識など、幅広IT技術を学べます。
僕は割と短い期間で小さなWEBサービスを作ることが多かったです。
ですから、携わる仕事ごとにPHPやPythonといった様々なプログラミング技術に携われます。
また、レンタルサーバーにするかVPSにするかサーバーの選定などの勉強もできました。
最初は難しく、悩むことも多かったです。
しかし、繰り返しWEB業界の仕事をしていると、スキルが自然と身についてくるのです。
スキルが身につくと、プライベートで自分の作りたいWEBサービスも手軽に作れるところがおもしろい!
スキルがついた!と実感ができるようになり「やりがい」を感じたのです。
フリーランスでもできるんじゃない?
と思えるようにもなりました!
ですから、「やりがい」があるからこそ、今でもWEB系のエンジニアとして長く活動できていると思います。
辛いところ(たくさんあるけど乗り越えるとやりがいに変わる!)
WEBプログラマーとして、やりがいもあれば辛いところもあります。
むしろ、辛いことの方が多いのかもしれません。
ですが、その辛いことを乗り越えると「やりがい」に変わることも多かったです。
クライアントの要望がコロコロ変わる(残業や休日出勤も...)
前述した「WEBプログラマーの仕事内容」のところでも書きましたが、クライアントは開発途中で仕様を変えることも多いです。
仕様を変えてしまうと、スケジュールが詰まっていくので、自ずと深夜に及ぶ作業になることも...
休日出勤することもあり辛かったです。
しかし、辛い場面を乗り越え、出来上がったWEBサービスを納品すると、クライアントからの「ありがとう」という言葉は励みになります。
ITエンジニア冥利につきますよね!
自分が苦労して作ったモノが認められたのですから!!
また、クライアントも仕様変更によりエンジニアが残業など「辛いこと」を経験することは分かっていました。
ですから、
(クライアント)
と仕事をくれたりもしました。
辛いことを乗り越えると、それが良い形になって返ってくるんだなぁと実感しました。
その他、プログラマーの「やりがい」や「つらいこと」を以下にまとめました。
関連プログラマーの【やりがい】はたった1割で、残り9割は【つらい】という話
まとめ
WEBプログラマーの仕事内容について、僕の経験を交えて解説していきました。
WEBプログラマーはコーディングだけではなく、クライアントとの打ち合わせやテストなどの仕事があります。
そのためには、様々な知識や技術を身に付けないといけません。
ですが、学生であれば新卒入社で勉強しながら、WEBプログラマーとして活躍できるようになります。
20代未経験からであれば、プログラミングスクールを利用し、必要な知識・スキルを身に付けてWEBプログラマーになることが可能です。
僕の経験上でいえば、WEB業界が一番楽しく「やりがい」があると実感しています。
もし、あなたが大学生であれば、WEB系のプログラマーになることをぜひ考えてみてくださいね!
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