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システムエンジニア

自社開発エンジニアになるのはやめとけ!?知っておきたい9個の特徴

 

自社開発エンジニアやめとけと言われる。

SESやめとけ、受託開発はやめとけ...ってどういう企業のエンジニアを目指せばいいの?

 

本記事の内容は下記の通り

 

結論を言うと、自社開発のエンジニアになるのは「やめとけ」と、鵜呑みにするのは間違い

 

自社開発系企業はさまざまな技術に携わることができ、成長させてくれるという点では非常にやりがいはあります。

とはいえ、自社開発企業における利益獲得の構造上、給与や待遇に不満があるかも知れません。

 

自社開発企業の良い点・悪い点はあるにせよ、まずはそれらを知ることが大事。

 

噂やガセネタなどに振り回され、「やめとけ」と言われただけで自社開発系企業を転(就)職先の候補から外すと、大変勿体無いことになります。

 

本記事では、SESやSIer、自社開発企業と渡り歩いた僕が、実体験を交えて網羅的に解説していきます

当記事は、良くも悪くも総合的に見ることができるので、正しい知識が得られます。

後悔なく、あなたの進路を決めることができますよ。

 

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目次

1.自社開発エンジニアになるのはやめとけと言われる理由

 

では本題。順にご紹介していきます。

 

1.仕事が「開発」だけとは限らない

 

仕事が開発しかしないというわけではありません。

自社製品に関するさまざまな仕事をしなければなりません。

 

入社の際には、どんな仕事があるのか最低限聞いておくべきですね。

 

2.自社製品に「愛着」がないと辛い

 

好きなサービスですと、仕事をやっていても楽しいですしやりがいがあります。

逆に好きでもないサービスですと、仕事自体が苦痛です。

 

特にアダルトなどのECサービスとなると、女性エンジニアはやりたがりませんね。

 

どんな製品を扱っているのか、あらかじめしっかりと調べておく必要がありますね

 

3.「残業代」はあらかじめ給与に組み込み

 

ある程度の残業代が、「見込み残業代」として既に給与に組み込まれている企業が多いです。

なので、たまに1時間や2時間の残業をしただけでは、残業代はもらえません。

 

よくあるケースとしては、月間30時間を超えると、それ以降の残業が残業代として支給されるというもの。

 

トラブル等で残業したとはいえ、ユーザーがその残業代を支払ってはくれませんからね。

 

残業代はあまり収入としてあてにしない方が良いです。

 

4.「休暇」が取りづらい

 

自社製品にトラブルがあると、エンジニアは夜間であっても休日であっても早急に対応します。

サービスが使えなくなると、その分の利益が会社に入らなくなってきますからね。

 

自社開発企業では、トラブルにいつでも対応できるような体制となっています。

 

プライベート(休暇)で遠方へ行く時は、パソコンを持って行ったりもしました。

 

5.上司からの「無茶振り」がある

 

自社開発企業は、固定のクライアントとはいませんが、固定の上司はいます。

その上司から、スケジュール短縮や難題な技術要求などの無茶振りがあるんです

 

しかも同じ会社だという「仲間」意識からか、遠慮なしなのでキツい。

毎日顔を合わせるので、会うたびに要求され逃げられないんです。

 

SESやSIer時代のクライアントの無茶振りは、「取引先」という関係だからかどこか遠慮しがちな雰囲気はありましたね。

無茶振りされても、自社の上司に言って回避することもできました。

 

6.仕事についていけない可能性もある

 

エンジニアとしての設計・開発スキルはもちろん、企画力や提案力、コミュ力といったスキルが必要です。

技術的にはプログラミング力だけでなく、データベースやサーバー周りのスキルも必要です。

 

なので、日々行う仕事や作業は勉強も兼ねていると考え、前向きに取り組んでいかなければなりません。

出来ないからといって何にもしないでいると、浮いた存在になったり、後輩エンジニアにも追い越されて居心地が悪くなりますよ。

 

7.提案力を期待されるプレッシャー

 

自社製品に対し問題意識をもち、その問題をどう解決させていくかという提案力が求められます

だから会議のたびに、自分の意見を問われる機会も多いです。

 

とはいえ、毎回すばらしい意見なんて出ませんし、意見すら出ないこともあります。

自社製品だけでなくライバル社の製品もわかってないと、なかなか発言はできませんからね。

 

もちろん会議でのダンマリは御法度で、「なんか言えよ!」と上司に詰められます。

だからこれまで会議ではダンマリをきめていて発言慣れしていないエンジニアや、そもそも発言が苦手なエンジニアにとっては過酷です。

 

さらに、すばらしい意見を言うエンジニアもいますから劣等感も感じますよ。

 

以上、自社開発企業はやめとけという理由をご紹介しました。

ここまで「やめとけ」という理由を言いながらも、絶対にやめとけとまでは言いません。

 

やりたい仕事ができるか、なりたいエンジニアになれるかを最初に確認しておくべきです。

それに、前述した自社開発企業はやめとけという理由をしっかりと理解し、覚悟を持って入社すべきです。

 

未経験者に大人気の自社開発企業。

エンジニアになるには、自社開発一択みたいなところがあります。

 

自社開発企業に入っておけば間違いないなどと、軽率な行動を取ってしまうと後で後悔しますよ。

 

 

2.自社開発企業のエンジニアとなるメリット・デメリット

メリット デメリット
  • スキルアップできる
  • やりがいを感じる
  • 資料整理に追われない
  • 遠方への出張がない
  • レベルが高くついていけない可能性もある
  • 給与が不安定
  • 固定化された人間関係が辛いことも...
  • 採用難度が高い

 

上記は、自社開発企業の「特徴」や「やめとけ」という理由(声)などからわかった、自社開発企業のメリット・デメリットです。

 

少しだけ僕の意見もいれながら、解説していきます。

まずはデメリットから。

 

デメリット

デメリット
  • レベルが高くついていけない可能性もある
  • 採用されるための難度が高い
  • 給与が不安定
  • 固定化された人間関係が辛いことも...

 

開発だけでなく、インフラやネットワークなどのスキルがも必要です。

企画力や提案力、コミュ力といった社会人として必要なスキルも求められます。

 

学習意欲や、向上心がない方だとついていけずに辛いです。

 

また、少数精鋭ですから、基本的に教えてくれる教育担当がいません(常設していない)。

他人を頼らずとも自力で解決していく力や、高度な開発スキルが求められるので、採用の難度は高いです。

 

これまでどんな経験・実績を積んできたのか、職務経歴書やポートフォリオでのアピールは必須です。

 

さらに自社製品が売れないことには、会社にお金が入ってきません。

ですから、給与や賞与に関しては、自社開発企業によって多い少ないはあります。

 

あと、自社製品の開発には自社の社員と共に携わります。

苦手な人がいるとストレスも溜まりがちです。

 

メリット

メリット
  • スキルアップできる
  • やりがいを感じる
  • 資料整理に追われない
  • 遠方への出張がない

 

自社開発企業は少数精鋭である企業が多いです。

なので、一人のエンジニアの求められる仕事量やスキルが多いことから、スキルアップしたりすることも可能です。

 

また、一人ひとりのエンジニアの考え・アイデアも活かされます。

あなたの考えが取り入れられて、それが商品化するとやりがいも感じることができます。

 

開発手法も「アジャイル」手法により、モノづくりを優先的に行います。

面倒な資料作りなども比較的少ないです。

 

さらに、興味のある製品だとやりがいがあるし、愛着だって湧いてきます。

製品が売れると、自分ごとのように嬉しいです。

 

売れるようになると、会社の利益も増えてエンジニアの給与やボーナスなどにも反映されます。

海外旅行へ行ったり、年末は温泉街で忘年会と、男性なら一度は経験しておきたいxxxxコンパニオンは絶対楽しいです!

 

3.自社開発エンジニアに向いている人・活躍できる人

 

順に解説します。

 

1.コミュ力のある方

  • プログラマー以外のエンジニアとの打ち合わせ
  • ユーザーの問い合わせの回答
  • 採用の担当者など

 

自社製品の開発・運用・利用に関わる、さまざまなステークホルダーとの打ち合わせが多いです。

 

時には、一部の作業を外部企業に委託する場合もあります。

自社製品に関する問い合わせや、クレーム処理なども真摯に向き合い行っていきます。

 

さらには自社のエンジニア採用の担当者として、入社希望者と接することもあります。

 

自社開発企業は少数精鋭であることが多いです。

担当する仕事の幅が広がるので、自ずと人とコミュニケーションを取る機会も多くなります。

 

2.需要に合う発想・提案力を持っている方

設計前の「企画会議」にも参加することもあります。

そこで、どんなものであればユーザーの受けが良いか考え、発言していきます。

 

自分の考えやアイデアが採用されると、仕事にもやりがいが生まれます。

 

3.自社製品に愛着心がある方

愛着があると、どんな作業であれやりがいがあります。

残業はもちろん、休日出勤だって苦にはなりません。

 

製品のどんどん育っていく過程が見れて楽しいです。

 

逆に愛着がないと、どんな仕事であってもつまらないです。

 

4.分析力のある方

他社製品を分析することで、自社製品よりも優れている部分が見えてきます。

 

製品は作れば必ず売れるとは限りません。

売れないことの方が、かなりの確率で高いです。

 

そうした場合に、他社の競合製品を分析することがよくあるんです。

そうすることで、売れる製品にするためのヒントが見えてきます。

 

自社製品を社内の人間だけで議論し作っていっても、それは単なる独りよがりにしかすぎません。

 

では次節、そもそも自社開発やその企業についてカンタンにご紹介します。

4.自社開発とは

自社開発とは、自社で独自のサービス(商品)を持っていること。

独自のサービス(商品)を、直接ユーザーに使ってもらうことで利益を得ている企業を自社開発企業と言います。

 

自社開発企業の特徴

 

1.少数精鋭な企業が多い

メルカリなど、大きくなった企業もあります。

が、多くの自社開発企業は小規模な企業がほとんど。

 

少ない人数で、開発だけでなくインフラなどさまざまな技術に携わることもあります。

実際に僕がいた会社も社員数が少なく、少数精鋭でさまざまな業務をこなしていました。

 

2.中途採用の条件が厳しい

  • 職務経歴書
  • 面接
  • ポートフォリオ

 

中途採用の評価となるポイントは上記3つ。

 

まず「職務経歴書」をもとに書類審査が行われます。

言語やFWなどスキル的な経験や開発規模、開発ポジションなど評価されれば次に面接です。

 

面接では、これまでの開発経験から得た学び、その経験を企業でどう活かすのか具体的に問われます。

やってきたことを話すだけではダメで、一緒に仕事したい!あなたの力を借りたい!と思ってもらえるトーク力が必要です。

 

加えて、「ポートフォリオ」も採用に大きく影響します。

ポートフォリオで持ちうるスキルや、スキル向上意欲もわかります。

作品によっては自分らしさ(人物)も出てきますので、自分をアピールする武器にもなり得ます。

なので、普段からポートフォリオになるような、あなたの作品を作っておきましょう。

 

自社開発企業の多くは少数精鋭です。

少ないエンジニアで、自社製品が売れないことには企業利益は生まれません

なので、どんどん製品を作り世に送り込み、ユーザーに使ってもらう必要があるんです。

そのためににも、即戦力やアイデア力、発信力のあるエンジニアやを集め、スピーディに効率的に開発をしなければならないんです。

 

3.作れば良いってもんではない(利益を追求)

自社開発企業の目的は、自社製品が売れることです。

なので、たくさん仕事(プログラミングなどの作業)をしても、それが売れなければ意味がありません。

残業をひたすらやっても、それが実らない時は悲しい。

 

単にプログラミングをして、満足しているだけではダメなんです。

 

4.一人一人の考えやアイデアが重宝される

自社開発企業は商品が売れなければ、企業として継続していくことはできません。

商品が売れるためには、ユーザーから評価を得なければなりません。

 

とはいえ、長年のベテランエンジニアさえも、その売れる手法なんてわかりません。

 

若手からベテランまで、多くの考えやアイデアを集結させる必要があるんです

 

自由に発言できる環境が、自社開発企業にはあると言うことです。

 

5.受託開発をしている企業もある

クライアントから開発の依頼を受けて、利益を得ている会社も多いです。

上記を主体的にやって利益を得ている企業をSierと言います。

≫SIerとは

 

全ての自社開発企業に当てはまることではありませんが、自社製品が必ず売れる保証はありませんからね。

リスクヘッジという意味で、別の利益獲得経路を持っている企業もあります。

 

6.スピード感を大事にする

アジャイル

 

とにかく動くモノができたら、多少の問題はあっても製品としてリリース(世に送り込む)します。

出した製品をしばらくユーザーに使ってもらって、その感想をもらいながら製品を改修していきます(フィードバック)。

そしてまた世に送り込みます...(以降繰り返し)

 

自社開発企業では、上記サイクルを繰り返し、本当にユーザーに求められる製品に仕上げていくんです。

設計書を作るよりも、実際のモノづくりが優先です。

 

こうしたものづくりの開発手法を「アジャイル」と呼びます。

 

対し、初期の段階でガチガチに設計し、開発工程へと進める手法を「ウォーターフォール」と呼びます。

ウォーターフォール

後戻り(設計の見直し)には、非常に消極的な開発手法です。

SierやSESエンジニアには聞き慣れた言葉ですね。

 

7.作業場所は基本的に自社

自社開発企業のエンジニアは、SIerやSESのようにクライアント先で仕事をしません。

基本的に、自社にいて作業します。

 

セキュリティがしっかりしていれば、テレワーク(リモートワーク)などもしやすいです。

 

8.未経験での自社開発は入社も継続も厳しい

前述の通り、開発経験もない、実績もないのであれば、最初の書類審査(職務経歴書)で不採用なのは言うまでもありません。

必要とされるスキルが満たされていませんからね。

 

でもたとえ未経験で採用されたとしても、エンジニアとして仕事を継続することも難しいです。

理由は、自走力が求められるからです。

自社開発企業では任される仕事も多いですし、ゆっくり丁寧に教えてくれる体制も整っていないことが多いのです。

 

とはいえ未経験では、何をすれば良いかもわからないし、どのように進めれば良いかもわかりません。

進めたとしても、つまづいた時の対処法もわかりません。

 

つまり、わからないことだらけで、思うようにいかないことも多いです。

 

以前勤めていた自社開発企業では、仕事の多さは面接等で伝えていたものの、実際にやってみると体や心が耐えれなくなってやめた人は多いです。

 

9.非IT系ディレクターもいる

ディレクターはクライアントからの要望をまとめ、それをエンジニアに伝える役割の人。

でも、データベースやクエリ、セッション、クッキーといったITのこともわからない人もマジでいます。

ITに疎いディレクターもいるので、コミュニケーションをとることが大変です。

あとで「言った言わない」の問題にもなるような「言葉」だけで要件を伝える人もいるくらいです。

そうしたディレクターに、クライアントのやりたいことをしっかりと聞き出す能力も必要です。

 

また、クライアントに言われるがまま、エンジニアに伝達するディレクターもいます。

余計や機能実装や無駄な改修などを行わないためにも、本当に必要な機能や改修なのかを見分けて、ディレクターに助言する能力も必要です。

 

以上、僕が在籍したWEB系自社開発企業の特徴についてご紹介しました。

 

自社開発、SES(客先常駐)、受託開発(Sier)の違い

自社開発 SES(客先常駐) 受託開発(SIer)
採用難易度 難しい 簡単 普通
給与 低い※ 普通※ 高い※
残業時間 多い※ 多い※ 普通※
仕事内容 企画、設計、開発〜運用・保守その他インフラなど コーディングなど限定的 企画、設計、開発〜運用・保守の全部もしくは一部
開発モデル アジャイル(が多い) ウォーターフォールまたはアジャイル ウォーターフォール
発注者 なし クライアント、大手企業子会社、受託開発企業など クライアント、大手企業子会社、受託開発企業など
契約 なし 労働力の提供 成果物を納品
特徴 独自のプロダクトを開発し販売・リースを行う 技術サービスの提供を行う クライアントの要望に合ったアプリやソフトウェアを開発
詳細 ≫自社開発とは ≫SESとは ≫受託開発とは

※印:企業規模や体質、案件内容、などさまざまな要因に左右され、一概には当てはまりません。僕の感想です。

≫受託開発(Sier)と自社開発の違いを詳しく見る

 

※印はどの業態も給与や残業時間は、企業規模や案件、顧客などによってバラバラ。

 

自社開発では、利益を出せなければ給与は低いし、トラブルなどがあれば夜中であっても早急に解決する必要があります。

 

SES(客先常駐)は、どうしてもプロジェクトの炎上に呼ばれることも多く、残業は多め。

若手のエンジニアであれば、高給になることも。

でも高齢のSESエンジニアにとっては、大手エンジニアには届かず給与には限界があります。

≫SESの給与はほぼ横ばい

 

SIerにおいては、大手であれば大きな給与ですし、下層のSIerでなければ過酷な残業は避けられます。

≫下請けSIer(三次請負以下)は過酷な仕事になりがち

 

自社開発系企業のエンジニアの仕事内容

  • 自社製品の企画
  • 設計
  • 開発
  • 保守・運用
  • インフラ構築・整備
  • ネットワーク構築など...

 

大きな企業ですと、特化したスペシャリストもいて、割と仕事も固定化されているかと思います。

 

でも、自社開発企業は小規模なところが多いです。

そうしたところでは、特定のスキルに特化したエンジニアも少ないので、さまざまな仕事に携わります。

 

例えばプログラマーでも、サーバーなどの構築や整備も行います。

DDOSなどの攻撃やトラブルなどがあれば、夜通しで原因追求したり対応に追われます。

ユーザーからのクレームや声(お問合せ)にも直接答えていくこともあるんです。

 

自社開発エンジニアには特化したスキルももちろん必要です。

ですが、あらゆる作業(仕事)を柔軟に行えるような思考・行動が必要です。

 

自社開発企業(サービス)一例

自社開発企業 サービス例 年収
株式会社サイバーエージェント ABEMA 618万円
株式会社メルカリ フリマサービス 845万円
株式会社ユーザーベース NewsPicks 694万円
楽天グループ株式会社 楽天市場(EC)、楽天銀行など 669万円
株式会社マネーフォワード クラウド会計ソフト 571万円
DMM.com Group DMM.com(EC) 515万円
ヤフー株式会社 ヤフオク 651万円

※年収は、就活・転職に使える求人と企業の口コミ情報サイト「openwork」から引用

 

自社製品が売れると、誰でも知っているような有名企業に変貌。

日本人の平均年収433万円を大きく上回るほどの年収がもらえます。

自社開発企業は、すごく夢のある企業ですね!

人気となる理由もわかります。

 

自社開発企業の人気度

アンケート受託開発_SES_自社開発

インスタ

 

上記は、僕の管理するインスタで行ったアンケート調査。

ITエンジニアになるならどんな企業を目指したいか」を調査してみました。

結果は以下のとおり。

企業 獲得割合
受託開発ベンチャー 14%
大手企業子会社 57%
自社開発企業 29%
SES 0%

 

順位は次の通り。

①「大手企業子会社」②「自社開発企業」③「受託開発ベンチャー」④SES

 

意外にも自社開発企業は2位で29%。

1位の57%を獲得した「大手企業子会社」に大幅な差をつけられています。

やはり安定の大企業ブランドが魅力的だということが想像できます。

 

5.自社開発系エンジニアへの転職方法

 

順に解説します

 

1.新卒から目指す場合

高卒や専門・短大、大学卒などどのような学歴からでも、自社開発企業に就職できます。

 

入社すると、多くは実際に仕事をしながらプログラミングスキルなどを身に着けていきます(OJT)。

なので、未経験だとしても大丈夫。

 

下記おススメなエージェントをご紹介しておきますね。

新卒なので、紹介される企業もすごく多いですよ。

≫使うべきIT系転職エージェント|採用後も積極フォローがあるから安心

 

とはいえ、やはり何らかの形でプログラミングに触れてきた学生と比べると、未経験者は仕事についていくのは大変です

≫未経験からのエンジニアはやめとけ!?|10年生存率はたった2割

 

プログラミング経験者だと、作業で躓く理由や解決方法がある程度わかりますので、定時帰宅も可能です。

他方、僕ら未経験入社の人たちは、躓く理由すらわかりませんから、残業ばかりのつらい毎日を過ごしました。

途中、辞めようとも思いましたね。

 

なので、あらかじめプログラミングを学んでおくことをおススメします

 

書籍を買って自分で学んでいくのも一つの手ですが、躓くと解決策を見つけるのが大変です。

下手すると解決策も見つからず、学習が嫌になり挫折してしまいます。

 

しかしプログラミングスクールですと、プロのエンジニアがあなたに付いていてくれますから、躓いても解決は早いです。

受講料が掛かってしまうのがネックですが、働いてしまえば1,2か月程度で回収できてしまいます。

 

スクール受講は学習効率が非常に高く、しかも入社した際には、身についたスキルにより業務にも楽々ついていけます

 

ぜひ下記記事をご覧になって、気になるスクールの無料相談から受けてみてくださいね。

≫未経験者におすすめしたいプログラミングスクール|選び方や活用法も!

 

2.中途(未経験)で目指す場合

年齢で目指す方法が異なります。

順に解説します。

 

未経験20代前半(第二新卒)の方

未経験での採用枠は、ほぼ新卒と同様に広いです。

 

事実、僕の取引先である自社開発企業も、つい最近24,5歳の女性を未経験で採用しました。

 

採用の理由も、年齢的に若いので、育成するための時間がまだあるからとのこと。

 

だから年齢を重ねれば重ねるほど、エンジニアとしての採用はどんどん不利になります。

極端な話でもないですが、一般的な採用の優先度は、

未経験の若い人 > 経験者だけど高齢

です。

 

下記おススメなエージェントをご紹介しておきますね。

自社開発企業へ未経験で就職するには、今の若いうちしかできません。

お早目の行動をおすすめしますね!

≫使うべきIT系転職エージェント|採用後も積極フォローがあるから安心

 

未経験20代後半以降の方

エンジニアとして、経験者枠での採用となります。

なので、未経験者の方には厳しい言い方ですが、採用される可能性はほぼゼロです。

 

大体20代後半くらいから、プログラマーからSEやディレクター、マネージャーなど管理職へとシフトする年齢です。

そうした段階に、20代後半の未経験者は募集すらもしません。

 

とはいえ、希みはあります。

それは転職支援付きのプログラミングスクールを受講することです。

プログラミングスキルを身に着けるばかりでなく、エンジニア転職までも目指そうというもの。

スキルを証明するポートフォリオの制作や、プロのキャリアカウンセラーによる模擬面談や書類添削・アドバイスもあって、採用となる可能性が高いです。

 

しかも、もしあなたがエンジニア転職できなかった場合、支払った受講料を全額返金してもらえるという驚きのシステムなんです。

 

転職支援付きスクールは下記記事でご紹介しています。

ぜひ、無料相談・無料カウンセリングからはじめてみてくださいね!

≫受講すべき転職支援つきプログラミングスクール7選|未経験から転職達成!

 

3.中途(SESやSierなどから経験者枠として転職)で目指す場合

  • ポートフォリオ
  • 強みやアピールするスキルなど
  • 経験したポジション

 

上記3つを用意しましょう。

 

まずポートフォリオは必須です。

とはいえ、採用担当者もプロですから、ありきたりなものでは当然ダメ。

≫ポートフォリオのレベルが低い以上にヤバいこと|効果的なポートフォリオを作る方法

 

あなたの強みが現れていて、かつ応募企業にとっても有益となる技術やサービスが実装されていると好印象です

 

職務経歴書を書きつつ、あなたの強みを棚卸しておきましょう。

 

あらかじめ応募する企業の製品やサービスを見ておくと良いですね。

 

また、どういう立ち位置(ポジション)で仕事をしてきたのかもまとめておくこと。

少数精鋭な自社開発企業ですと、リーダーとしてほかのエンジニアを引っ張った経験はアピールポイントになります

 

上記3つをまとめておくと、転職エージェントもあなたに合った自社開発企業を探しやすいです。

 

とはいえ、エンジニアは年齢が高いほど転職には不利。

なので、早めに行動することが大事。

 

早速、下記記事で紹介している良質な転職エージェントを、2つ3つほど登録しておきましょう。

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良質な自社開発系企業を見つける方法

 

良質な自社開発系企業を見つける方法は上記のとおり。

順にご紹介していきます。

 

いくつかの自社製品があること

いくつか製品があるということは、スキルもそれだけあるってこと。

なのでチャレンジ精神があって、あなた自身も成長できる企業だということです。

 

他に収入源があること

自社製品を販売しつつ、別途クライアントから受託案件をもらって開発をしている企業もあります。

そうした企業は、万が一自社製品が売れなくなっても、受託案件の利益があります。

リスクヘッジにもなり、最悪企業倒産を免れることができます。

 

優秀なエンジニアが在籍していること

もちろん、優秀なエンジニアがいなくても自分で学習したり、試行錯誤しながらでも学べます。

しかし、優秀なエンジニアがいれば、直接そのスキルを見て・聞いて学ぶことができます。

 

効率的に学ぶこともできるので、優秀なエンジニアがいないよりはいるほうが良いです。

なので、希望の企業に優秀なエンジニアがいるか確認しておきましょう。

 

ポートフォリオの提示を求めていること

ポートフォリオは、エンジニアがどれだけのスキルを持っているのかを証明するものです。

ポートフォリオから、あなたが企業のためにどう役立ってくれるのか、具体的なポジションやパフォーマンスを想像することができます。

 

あなたのスキルをちゃんと見て評価してもらうことができるので、企業にとっては採用のアンマッチがありません

もちろんあなたにとっても、転職失敗を回避することができるのです。

 

6.自社開発企業についてよくある勘違い

 

順にご紹介していきます。

正しい知識を得ておくことで、間違った就活を防ぎますよ。

 

納期に余裕があるとは限らない

 

上記については僕も同感です。

自社開発企業には「納期がない」とか言われているのをよく見ますが、間違いです。

 

納期がないからと言ってのんびりやっていると、得られる利益も得られません。

これって会社の機会損失です。

 

こうした損失にならぬよう、会社としてしっかりと納期を決めています。

 

自社開発企業がSESやSIerに比べて優れているわけではない

 

まずは、あなたのやりたい仕事ができる企業かどうかを見るべきです。

それができるのであれば、あなたは十分に成長も見込めるし、やりがいだって得られます。

 

SESやSIer、自社開発企業かなんて、ぶっちゃけ知らなくても良いです。

 

自社開発企業が「ホワイト」だという保証はない

 

自社開発企業も一つの企業です。

利益が厳しいとエンジニアの働く環境も劣悪には当然なります。

 

残業するけども、残業代が支給されないなどといったこともざらにありますよ。

 

まとめ|9つが分かったら行動です!

最後に要点をまとめて終わりにします。

 

①自社開発エンジニアになるのはやめとけと言われる理由は次の通り

  1. 仕事が「開発」だけとは限らない
  2. 自社製品に「愛着」がないと辛い
  3. 「残業代」はあらかじめ給与に組み込み
  4. 「休暇」が取りづらい
  5. 上司からの「無茶振り」
  6. 仕事についていけない可能性もある

 

②自社開発企業のエンジニアとなるメリット・デメリット

メリット デメリット
  • スキルアップできる
  • やりがいを感じる
  • 資料整理に追われない
  • 遠方への出張がない
  • レベルが高くついていけない可能性もある
  • 給与が不安定
  • 固定化された人間関係が辛いことも...
  • 採用難度が高い

 

③自社開発エンジニアに向いている人・活躍できる人は次の通り

  1. コミュ力のある方
  2. 需要に合う発想・提案力を持っている方
  3. 自社製品に愛着心がある方
  4. 分析力のある方

 

そもそも自社開発とは、自社で独自のサービス(商品)を持っていること。

独自のサービス(商品)を、直接ユーザーに使ってもらうことで利益を得ている企業を自社開発企業と言います。

 

知っておきたい自社開発企業の9つのことは下記のとおりで、まとめておきますね。

④自社開発企業の特徴

 

⑤自社開発、SES(客先常駐)、受託開発(Sier)の違い

自社開発 SES(客先常駐) 受託開発(SIer)
採用難易度 難しい 簡単 普通
給与 低い※ 普通※ 高い※
残業時間 多い※ 多い※ 普通※
仕事内容 企画、設計、開発〜運用・保守その他インフラなど コーディングなど限定的 企画、設計、開発〜運用・保守の全部もしくは一部
開発モデル アジャイル(が多い) ウォーターフォールまたはアジャイル ウォーターフォール
発注者 なし クライアント、大手企業子会社、受託開発企業など クライアント、大手企業子会社、受託開発企業など
契約 なし 労働力の提供 成果物を納品
特徴 独自のプロダクトを開発し販売・リースを行う 技術サービスの提供を行う クライアントの要望に合ったアプリやソフトウェアを開発
詳細 ≫自社開発とは ≫SESとは ≫受託開発とは

※印:企業規模や体質、案件内容、などさまざまな要因に左右され、一概には当てはまりません。僕の感想です。

 

⑥自社開発系企業のエンジニアの仕事内容

  • 自社製品の企画
  • 設計
  • 開発
  • 保守・運用
  • インフラ構築・整備
  • ネットワーク構築など...

 

⑦自社開発企業についてよくある勘違い

  • 納期に余裕があるとは限らない
  • 自社開発企業がSESやSIerに比べて優れているわけではない
  • 自社開発企業が「ホワイト」だという保証はない

 

①やめとけと言われる理由、②メリット・デメリット、③向いている人・活躍できる人、④特徴、⑤Sier・SESとの違い、⑥仕事内容、⑦よくある勘違い、全7点を僕の実体験を交えお話してきました。

 

以上を読んで、私なら挑戦できそうとか挑戦してみたい方は、ぜひ自社開発企業を目指すことをおススメしたいです。

 

新卒や第二新卒の未経験者はもちろん、30代の方まで目指せます。

噂や雰囲気、うわべだけで判断し、機会損失することだけは絶対に避けましょう。

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-システムエンジニア

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