客先常駐(SES)を避けてIT業界で働きたい。
見分ける方法ってあるの?
客先常駐(SES)を見分ける方法ってあります。
本記事を書いている僕は、実際に客先常駐(SES)企業に在籍していましたし、その特徴など理解しています。
入社してみないと分からないこともありますが、大体は企業サイトや求人サイトなどでカンタンにわかることばかりです。
とはいえ、一概に客先常駐(SES)企業を避けてしまうのは、あなたの就・転職の選択肢を減らしてしまうのでもったいないです。
なぜなら、客先常駐(SES)企業に在籍していた時は、悪いこともありましたが、逆に良いこともあったのも事実だからです。
≫客先常駐(SES)で楽しいのは「案件ガチャ」に当たった時!体験談
なので、本記事では客先常駐(SES)企業の見分け方に加え、良質な客先常駐(SES)企業の見分け方など僕の経験からご紹介。
客先常駐(SES)以外の企業形態などもご紹介していきます。
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1.客先常駐(SES)企業の見分け方|求人やHP、面談時に要チェック!
- 「客先常駐」「SES」「一般労働者派遣事業」と記載がある
- 労働条件があいまい
- 取引先が「同業IT企業」ばかり記載
- 業務内容に「金融、官庁、物流、通信、基幹業務」などと多くの業務を扱っている
- 社員同士の交流・研修画像がない、または無料画像である
- 自社製品の紹介がない
- 働いているエンジニアのインタビューや写真がない
- 面接に行ったけど会社には事務員と社長だけしかいない
- 社長や幹部がITに関するスキル・知識に疎い
- 天下ってきた役員や幹部が多い
- Webサイトがダサいし古い
客先常駐(SES)企業の見分け方は上記のとおりたくさんあります。
求人やHP、面談時に要チェックなものばかり。
順に解説していきます。
1.「客先常駐」「SES」「一般労働者派遣事業」と記載がある
会社HPの会社概要などをチェックしてみましょう。
記載方法の仕方もさまざま。
「客先常駐」「クライアント先常駐開発」とか「SES」、
「一般派遣事業者」などと書かれている会社は、エンジニアを客先に常駐させている客先常駐(SES)企業です。
書かれていたとはいえ、受託請負などもやっている場合もあり、純度100%の「客先常駐」ではない場合もあります。
また、「客先常駐」しているけど、その旨を書いていない会社もあるのも事実。
なので他の項目でも確認していくのが良いです。
2.労働条件があいまい
- 労働時間(開始時間とか):客先に準ずる...
- 勤務地(場所):本社または市内、プロジェクトに準ずる...
労働条件がはっきりしていません。
その理由は、客先企業ごとに異なるから詳しく書けないんです。
とはいえ、はっきりと書く会社もあります。
でもそれはあくまでも会社の労働条件を書いているだけ。
だから実際に入社し働いてみると、常駐先企業の労働条件に則り仕事をすることもあります。
なんだか騙された感じです。
3.取引先が「同業IT企業」ばかり
- 自社のエンジニアを受け入れてくれる企業
- 下請け企業になってくれる企業
を常に募集しています。
募集して仲間になったIT企業がずらりと並んでいるんです。
なのでHP等で「ビジネスパートナー募集」などの記載があるはずです。
4.業務内容に「金融、官庁、物流、通信、基幹業務」などと多くの業務を扱っている
一見難しくすごいこと(すごそうなこと)やっているなぁと思いがちです。
ですが、大体はその一部にしか関わっていないことがほとんど。
銀行とかのバカデカいシステムなんて、1社だけで完成させることなんて無理ですからね。
まずは大手のIT企業が仕事をとって、その一部の仕事を下請けに回すことが多いです。
中にはヘルプデスクみたいに保守として参入している場合もあります。
仕事的には楽だけど、やりがいもなくスキルアップもできず、エンジニアとしての将来が不安です。
5.社員同士の交流・研修画像がない、または無料画像である
社員それぞれが客先へ行って仕事をします。
仕事の状況や、労働条件などがそれぞれ客先で違うので、交流する機会があまりありません。
交流の機会はあったとしても、それを深めることもなかなか難しいです。
辞めていなくなったり、県外出張で来れない社員もいたりするからです。
交流や研修画像があったとしても、それはよくあるフリー画像(写真ACなど)かもしれません。
6.自社製品の紹介がない
企業を経営していくには利益が必要です。
その利益とする「モノ」がないのであれば、残りは「ヒト」を使って利益を得るしかありません。
とはいえ、自社製品の紹介があっても注意が必要です。
その製品が売れて、企業の利益になっているかは不明だからです。
正直自社製品を売って利益にすることはすごく難しいことです。
自社開発企業にいたからこそわかるんですが、ざっくり10個作って1個売れれば良い方かなと思います。
だから自社製品の紹介があるからといって、客先常駐(SES)ではないと判断するのは危険です。
労働条件や企業情報など、他の項目も加味しながら見てみましょう。
7.働いているエンジニアのインタビューや写真がない
過去に在籍したSES企業では、「エンジニアは仕事を選べない」とよく言われました。
やりたい仕事があるのだけれども、会社の都合によって興味のない案件にいくこともよくありました。
客先常駐する企業には、目標や目的を持ちつつも、それに向かって働けていないエンジニアもいます。
そうしたエンジニアは、仕事に対しやりがいも感じることができません。
最悪、目標や目的を持てずに、ただ客先常駐し働くだけとなっているエンジニアもいるのも事実。
だから自社社員を使った企業アピールができずにいるんです。
一方で、目標や目的を持ち、それに向かって働けているエンジニアはやりがいを感じています。
そうしたエンジニアは、現在の仕事に対する情熱や、今後のあらたなビジョンなんかも持っています。
このようなエンジニアは、会社としてもインタビューしやすく、あらたな社員、仕事の獲得にもつなげやすいんです。
8.面接に行ったけど会社には事務員と社長だけしかいない
これ、僕が実際に面接して分かったことです。
企業面接に行ってみたものの、社員が社長と事務員だけ。
社員数も多いはずなのに、デスクの数も少ないしオフィスの広さもその数に合っていないんです。
なので、実際に得た情報をもとにし面接を受けることも、客先常駐(SES)かを見分けるには必要なことです。
9.社長や幹部がITに関するスキル・知識に疎い
これも実際に入社して分かったこと。
社長や幹部はIT出身者ではなかったんです。
データベースって何?Webサーバーって何?っていうくらいの知識です。
なので、親交のあるIT企業に言われるがままに、自社社員を関連企業に送り出していたんです。
もし客先で社員に何か問題があっても、技術的なフォローなんてできませんしそうした体制もありません。
まずはどんなことをやっている会社なのかしっかり把握することが大事。
それをもとに、今後の方向性やビジョンなど、実際に面接などで質問してみるのも良いですね。
10.天下ってきた役員や幹部が多かった
これも実際に入社して分かったこと。
役員・幹部は、大手企業や、名の知れた企業出身の方が(必要以上に)多かったです。
会社の狙いとしては「仕事」の獲得のため。
ビジネスパートナーをあらたに募集するより、大手企業などの幹部を自社に採用する方が、仕事を獲得するには手っ取り早いです。
幹部をどのような手段で獲得したのかは僕はわかりません...
大手企業などの幹部であれば、案件(仕事)の管理や獲得など重要なポジションを担っています。
なので、大きな案件(仕事)を引っ張ってくるなんて容易なことんです。
11.Webサイトがダサいし古い
本記事を書くにあたり、これまで関わってきた企業のWebサイトを見ました。
客先常駐(SES)企業は、いまだにレスポンシブデザインにもなっていないし、あとデザインもダサいとこが多いです。
また、更新されてない古いページもありました。
時代も流れていてあらたな技術もあるにもかかわらず、いつまでも古い技術情報を載せているのは企業としては得なことはありません。
ORACLEとかISO、Pマークなどのロゴをベタベタ貼り付けるのも、仕事をもらうにあたっては良いことです。
ですが、入社したいと思う方向けの、あたらしくワクワクするような情報をもっと具体的に掲載してほしいですね。
技術情報にオフコンや汎用機なんて書いても、これからの若者にとってはそれは疑問にしか思わないですよ。
以上、客先常駐(SES)企業の見分け方を解説してきました。
上記、さまざまな項目でチェックしてみることが大事。
数が多いほど、客先常駐(SES)である可能性が高いです。
では次節、客先常駐(SES)企業の中でも、良質な企業の見分け方もご紹介します。
2.良質な客先常駐(SES)の見分け方
- 自社製品を持っている、またはその取り組み中である
- エンジニアの教育体制が整っている
- さまざまな働き方に取り組んでいる
- 労働者派遣法に基づくマージン率を公開している
順に解説します。
1.自社製品を持っている、その取り組み中である
客先常駐(SES)だけでなく、自社製品の開発に取り組んでいたり、受託開発にも挑戦しているんです。
具体的な製品情報や開発スキル、開発の経緯なども明確にWebサイトなどで発信しています。
だから会社としてのビジョンや方向性が明確です。
また、企画から設計・開発、運用などトータル的な開発経験が得られますし、実際に使っているユーザーの声も聞けます。
所属エンジニアのスキルアップにもつながるし、やりがいを感じることもできますよ。
2.エンジニアの教育体制が整っている
- 新人に対する研修や教育
- 資格取得、書籍購入、外部イベントへの参加に関しての支援
- 定期的な勉強会など開催
エンジニアとして働くだけでなく、エンジニアとしてスキルアップできる体制が整っています。
駆け出しエンジニアは、日々の仕事の中で得た知識やスキルを、自社ブログやQiitaなどを通じて発信しています。
もちろんエンジニア個人でもスキルアップはできますが、会社としてのバックアップがあることで、より高度なスキルも得やすいです。
個人では参加できない勉強会や外部イベントにも参加できますからね。
3.さまざまな働き方に取り組んでいる
- パート・アルバイト
- フリーランス
- 子育て中の主婦
上記さまざまな境遇の方が働ける企業だということです。
フレックス制の導入や、残業規制なども取り入れられて、無理のない働き方が可能です。
仕事だけの未婚男性しかいないような、むさ苦しい雰囲気なんか感じませんよ。
4.労働者派遣法に基づく「マージン率」を公開している
カンタンにいうと、企業がどのくらいピンハネしているのかを知ることができます。
多いのか少ないのかを判断するというよりも、堂々と公開している企業には信頼感があります。
マージン率を公開することの根拠は、平成24年の労働者派遣法改正です。
エンジニアのより良い会社選択ができることを目的に改正されたもの。
エンジニアを客先に常駐させる企業は、Web上でこれを公開することが義務付けられています。
以上、良質な客先常駐(SES)企業の見分け方を解説しました。
3.客先常駐(SES)に関するよくある質問
- 客先常駐は派遣とは違うの?
- 客先常駐(SES)に一旦就職し、その後好きな企業へ転職するのもアリ?
- 客先常駐(SES)しない企業形態ってあるの?
1.客先常駐は派遣とは違うの?
客先常駐(SES) | 派遣. | |
1.所属企業 | IT企業 | 派遣会社. |
2.雇用期間 | 無期 | 基本的に有期. |
3.業務の指揮命令 | IT企業(雇用者) | クライアント企業. |
上記のとおり違いがあります。
詳しくは下記記事をご覧くださいね。
2.客先常駐(SES)に一旦就職し、その後好きな企業へ転職するのもアリ?
できるなら大手のIT企業や自社開発系企業を狙ってほしいです。
ただ、本当にやりたいことや目的を果たせる企業がない場合や、内定が出なかった場合にはアリです。
その際には、前述した良質な客先常駐(SES)企業を見つけてください。
そのためにも下記のIT専門のエージェントを利用しましょう。
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3.客先常駐(SES)しない企業ってあるの?
- 受託開発企業(Sier)
- 自社開発企業
上記2つの企業形態は、基本的には客先常駐しません。
ですが表向きは受託開発と言いながらも、実際は客先常駐させている企業もあるんです。
受託もやるし、SESで客先常駐もやっている企業も多いです。
とはいえ、中には100%受託企業な企業も事実としてあります。
≫受託開発はやめとけ?ちょっと待て!身の振り方を判断するのはコレ読んでから!
どの企業形態でも良い悪いはあって、どれが一番良いかはわかりません。
自社開発企業でも、ブラックな企業もあります。
≫自社開発エンジニアになるのはやめとけ!?知っておきたい7つの重要情報
大事なことは企業形態で判断するのではなく、エンジニアになってやりたいことが実現できる企業に入社することです。
以下、自社開発系企業とよく比較される、受託開発企業やSES企業など特徴など、在籍経験のある僕がまとめました。
(横スクロールできます)
特徴 | メリット | デメリット | |
自社開発企業 |
|
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受託開発企業 |
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|
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SES企業 |
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まとめ|見分け方が分かったらIT転職エージェントで相談をしよう!
最後に要点をまとめて終わりにします。
客先常駐(SES)企業の見分け方は下記のとおりで、どれも僕の経験から書いています。
- 「客先常駐」「SES」「一般労働者派遣事業」と記載がある
- 労働条件があいまい
- 取引先が「同業IT企業」ばかり記載
- 業務内容に「金融、官庁、物流、通信、基幹業務」などと多くの業務を扱っている
- 社員同士の交流・研修画像がない、または無料画像である
- 自社製品の紹介がない
- 働いているエンジニアのインタビューや写真がない
- 面接に行ったけど会社には事務員と社長だけしかいない
- 社長や幹部がITに関するスキル・知識に疎い
- 天下ってきた役員や幹部が多い
- Webサイトがダサいし古い
いくつかの項目を合わせてチェックしてみましょう。
当てはまる項目が多ければ、その企業は客先常駐(SES)である可能性が高いです。
また、良質な客先常駐(SES)も事実としてありまして、その見分け方は下記の通り。
- 自社製品を持っている、その取り組み中である
- エンジニアの教育体制が整っている
- さまざまな働き方に取り組んでいる
- 労働者派遣法に基づくマージン率を公開している
大事なことはあなたのエンジニアになる目的がはっきりしていること。
それが明確になっていることで、「あ、ここだ!」とあなたに合った企業に出会えるはずです。
まずはIT専門のエージェントに相談し、企業情報を集めるところから始めましょう。
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